内容説明
イスラーム国エジプトには総人口の10パーセント強のキリスト教徒・コプトの人たちが住んでいる。少数派コプトの歴史と文化を浮き彫りにし、神の啓示という共通の根を持ちながら対立のみが目立つ両教の相互理解の道を、エジプトの人々との交流をふまえ考察する。
目次
第1章 モスレムとコプトの人たちの生き方
第2章 コプトの信仰と教育
第3章 コプトに対する迫害
第4章 イスラームとキリスト教との対話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
2
「キリスト教徒(コプト)はエジプトの人口のおよそ10%強であるが総人口の多いエジプトにあっては…500万人にもなる」「農村のコプト婦人はモスレマ同様、チャドルを身にまとい…葬式のやり方なども外面的にはかなり似通ったもの」「政府の土地に、モスクを建てるんだ、いやコプト教会だと双方国の許可も取らずに争いはじめた…アッラーに祈りをささげようとしたモスレムに向かって武器をもったコプトが乱射…双方合わせて17名の死者が出た」鎮圧を命じたリベラリストであるサダト大統領は81年10月に暗殺される2015/02/01
epitaph3
1
コプトって、ゴルゴかなんかで聞いたような。2013/02/03
偽教授
0
タイトルからは分かりにくいが、エジプトのコプト教会についての本。2014/02/02