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内容説明
人間にも60兆もの細胞があり、各細胞は生体膜で覆われているから、体内いたるところに生体膜があることになる。ある試算によれば、親指の先程の肝細胞中には、合計15畳分の生体膜が含まれているという。そしてこの生体膜が、生体内の物やエネルギーや情報の出入りをコントロールしているのである。本書では、生体膜を分子レベルでながめ、その構造や機能を明らかにし、生体膜の応用分野であるバイオチップやバイオセンサー、バイオコンピュータについても展望する。
目次
第1章 生体膜は生命のインターフェース
第2章 特性を生む生体膜の構造
第3章 生体膜の機能1―細胞が生きていくために
第4章 生体膜の機能2―細胞の情報処理システム
第5章 生体膜の近未来―生体膜の応用分野