出版社内容情報
公園の木の下に白いベンチがひとつ。
いつも公園をきれいにしているおじさん、朝早く散歩に訪れるおじいさん、小さな赤ちゃんを連れたお母さん、そして放課後の子どもたち……。なんの変哲もないけれど、そこを訪れる人々に小さな憩いと安らぎを届けているベンチの1日の様子を、静かに淡々と描きます。「小さいけれど確かな幸せ」がある喜びをしみじみと感じさせてくれる、名作絵本です。
竹下 文子[タケシタ フミコ]
著・文・その他
鈴木 まもる[スズキ マモル]
著・文・その他
内容説明
朝の公園の入り口、夕日の中、公園を出ていくシーン、ベンチがみている、こうえんのいちにち。『せんろはつづく』『ピン・ポン・バス』の著者ふたりが贈る、心にしみる名作絵本を復刊。よみきかせ:3歳から、ひとりよみ:5歳から。
著者等紹介
竹下文子[タケシタフミコ]
1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学在学中に『星とトランペット』(講談社/野間児童文芸推奨作品賞)でデビュー
鈴木まもる[スズキマモル]
1952年、東京に生まれる。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を、「ぼくの鳥の巣絵日記」(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。鳥の巣研究家としても著書があり、全国で鳥の巣展覧会を開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
60
癒される絵本でした。白いベンチが一つだけある公園でのある一日を描いた絵本。掃除夫が中心ではありますが、様々な人たちが公園を訪れ様々な過ごし方をするという当たり前のことなのに心が暖かくなります。鈴木まもるさんの絵が良い感じですね。2019/09/18
gtn
18
目立たないが必要な存在。公園のベンチと、その公園をきれいにするおじさんが重なる。2020/08/15
ヒラP@ehon.gohon
16
公園にある白いベンチは、天気の良い日も雨の日も、朝から夜まで、色んな人を見続けているのです。 淡々としたお話の中に、色んなドラマがつまっています。 コマ送りの絵、本の落とし主のエピソード、公園にの広い絵の中には、楽しみがあって、見ていても飽きません。 白いベンチは誰からも親しまれていて、心暖まる絵本になっています。2016/06/17
どあら
15
図書館で借りて読了。2017/04/25
花林糖
14
(図書館本)大きな公園の白いベンチの一日。皆に愛されているベンチは幸せですね。優しくほのぼのとした絵本。2017/05/09