出版社内容情報
あなたは、《縁側》を知っていますか? 縁側でばあちゃんがひなたぼっこをしていると、いろんな人がやってきておしゃべりの輪が広がります。心温まる名作絵本の新装版です。 幼児から
内容説明
第5回講談社絵本新人賞受賞作。全国学校図書館協議会選定図書。日本図書館協会選定図書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
11
北海道の住宅には存在しない縁側(私調べですが)。おばあちゃんの居場所なんですね。家族やご近所さんとの付き合いの温かさが伝わってきます。縁側に座ってみたいなぁ。2020/02/07
遠い日
10
日本の懐かしい日常風景を見るような本。縁側のある家は今ではもう、少なくなった。わたしの田舎の実家も縁側はあるけれど、今は機能していない。近所付き合いも、田舎でも昔のようにはいかない。解放された縁側は、ちょっと腰掛けて、近所の人も交えて一服する所。お茶があってもなくても、たわいない話をする所。版画のあじわい、ことばのページまで版画で構成された贅沢な本。2015/04/12
なま
9
★3 日当たりの良い何のへんてつも無い縁側が、人のつながりによって癒やしを与えてくれる場所になる。 ご近所付き合い、嫁姑問題、核家族化・・・様々な問題も、こんな素敵な縁側があるだけで変わるんだろうな。強い地域性は面倒臭さもあるだろうが、ほんのちょっと隣人の健康を気にかける気遣いは大切にしたい。3分2021/09/02
ヒラP@ehon.gohon
9
介護福祉施設のレクレーションでの、読み聞かせに使いました。 懐かしい縁側の風景、家族やご近所さんとの付き合い、そしておばあちゃんの居場所としての縁側は、デーサービスに来ている人々の気持ちを和ませるのにピッタリだと思います。 子どもたちには過去形になるのかもしれないけれど、人と人とのふれあい、家族を感じられる絵本として良い絵本だと思います。2016/04/08
海(カイ)
8
野村たかあきさんは版画で絵本を作る方。 この『ばあちゃんのえんがわ』は文章も版画になってます(*^^*)2013/05/15