ぼくらの時代

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ぼくらの時代

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784061305816
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

8
図書館にて刊行当時のバージョンを借りる(といっても、その後に改められたりしてないだろうけれども)。平成末期を迎えたファミコン・ジャンプ世代(40代前半の)わたしにとっては、シラケ世代もその親あたりの戦前・戦中派の言動が異次元になっている。栗本氏の「悪文」のせいでよく分からんとこがあるもの事実だけど。2018/03/22

kenitirokikuti

6
この小説とうまく心を合わせられなかったので、リハビリのように再読に取り組む(けっきょく登場人物とシーン一覧をメモしながら読んだ)▲本作が乱歩賞へ投稿されたとき、赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』さえ刊行前だったということに気がついた▲作者の栗本も登場人物の栗本も20代前半の大学生であるせいか、作中でムダに死ぬ「バカな女子高生」との間に距離がある感じ。……うーん、いや、そうじゃなくて、この物語は「心中もの」批判って読むべきかのかな。アイドルに懸想して勝手に自殺するファンが羽虫か何かみたいだ。2018/03/24

KJ

4
理由無く死に至る人間はいない。性格や歴史など様々な角度から被害者を深く知る事で真相が見えて来る。犯罪の背後に浮かび上がる大人が若者を搾取する構図。世代間に生じる軋轢。互いに実態を直視する事を避け勝手な印象のみが暴走する事で悲劇を招く。偶然に見えた必然。終点に見えた起点。自分とは異なる世代の思考や感情を読み解く事も推理小説に成り得る。汚れた大人に対する未成熟な若者の悲痛な叫び。若者が自ら解決を図る事も立派な反抗の形だ。軽妙な語り口による純粋な物語の面白さに加え事件を通して若者の心理を解き明かす深味もあった。2022/07/16

よむよむ

4
栗本作品との出会いはグインだったけれど、コレを読んですごい人だと思ったのを覚えています。

オシャン

3
内容も文章も時代を感じさせてくれました。 謎解きとしては悪からず程度が正直な感想です。まあ、作者ご本人もそんな事を前書きで書いてますしね。 それよりも、作者の栗本薫さんが中島梓さんと同一人物と知れたのが本作での1番の驚きでした。作品とは全く関係ないんですけど。 ヒントでピント...これも時代やな。2022/08/11

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