出版社内容情報
【内容紹介】
図書館につとめている杉岡正子が、コロボックルの娘、ツクシンボとトモダチになった。ツクシンボは、コロボックル通信社の優秀な通信員で、世界じゅうをまわって旅行記を書きたいと思っている元気な女の子。正子も、説明しにくいのだけど、どこかかわっている「ヘンな子」。とてもおもしろい組み合わせだった……。2人の登場で、コロボックルの世界はさらに広がっていく。コロボックル物語も、この巻でついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふみ
24
コロボックル物語のシリーズ最終巻。まさか この続き?に出会えるなんて思っていませんでした。2016/02/08
るるみこ
19
シリーズ5作目。物語の完結編。ヘンな子の正子とコロボックルの女の子ツクシンボが出会い、これまで続いてきた物語の点と点が繋がり1本の線となる1冊。これでも物語が終わりになると思うと寂しい気持ちもありますが大好きなシリーズ作品となりました♪佐藤さとるさんの訃報を耳にしたときはショックでしたが、この物語を世に送り出してくださったことに感謝です。本嫌いだった子ども時代には見向きもしなかった自分ですが…児童書でありながら大人になった今、読んでも楽しめる素敵な物語でした!番外編の短編も読まなくては。2017/05/17
Rie
17
へんな子と言われる正子は人より動揺が顔にでないというのもあるけどやっぱりちょっと変わった子。そんな正子と同じくコロボックルの中にも変わった子と言われるおんなのこツクシンボ。二人がトモダチになるのは必然だったのかなというお話。そしておチャメがでてくる色々な繋がりがみえる…子どものころに読んでいたならワクワクするだろうな。新たにでてきたすみれ頭たちに驚いた。2014/05/24
めぐみ
14
数えきれないほど読んだけど、いつまでも面白い。子どものころは思わなかったけど、今になって読むとアパッチ先生がすごく魅力的。2016/06/14
ten
14
「ヘンな子」「かわった子」というのは、本当は強くて自分をちゃんと持ってる子なんだ。クラスで、ぽつんとしてる子を「ボッチ」なんていう、からかいと同情と哀れみの混ざった言葉で指してみたりするけど、本人は「余計なお世話」と思ってるかもよ。だって、正子ちゃん、素晴らしい仲間と出会って、こんなに豊かな人生を送ってるやん。2016/02/20