講談社現代新書<br> シモーヌ・ヴェイユ - その極限の愛の思想

講談社現代新書
シモーヌ・ヴェイユ - その極限の愛の思想

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061155657
  • NDC分類 135.5

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ex libris 毒餃子

11
苛烈極まる人生である。己に忍耐を課す態度が並外れて厳しい。過去に『自由と社会的抑圧』を読んだことがあるが、他の作品も触れてみようかしら。2022/11/20

酒井一途

6
新書でざっと読めるヴェイユの伝記。「一見、人間の一生はその作品より興味深い」とは後年ヴェイユの著作をまとめて出版することになるカミュの言葉だが、ヴェイユの一生、彼女の生き様はまさに言葉を絶するような統一された精神の元にあった。その精神とは徹底した無私である。肉体労働の服従の内に身を置き、「命ぜられたことだけをしているにすぎない無益な奴隷」の列に自ら進んで赴いた。そしてまた文字通り世界中で起こるすべての哀しみに涙していた。遠い地の子供が腹を空かせているからと食事を拒むのだ。(コメント欄につづく)2013/06/22

8

1
シモーヌ・ヴェイユが「愛」の人であり、自分にはまさに彼女の様な「愛」が欠如していることは自覚しているけど、それでも不在の神と「私」との距離感には共感する所も多い。 笠井潔をきっかけ触れて、すぐに全集と哲学ノートに進んだ自分は、まさにヴェイユへの入り方が常道ではなかったとは思うけど、だからこそこうして数年に一回はヴェイユに関するモノを読んで自分を見つめるきっかけに出来るのだと思う。2021/08/14

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