出版社内容情報
「仕事とは何か?」「幸せに働くには?」こうした観点から「仕事」を扱ったこれまでのものとは一味ちがうキャリア教育本。子どもが自分自身に問いかけながら読み進めることができる!豊富なマンガと図解で、小中学生の仕事観・働く意識の養成をサポート。
目次
第1章 仕事ってなんだ?(仕事は誰かの役に立つこと;世界は仕事でつながっている;お金と仕事の関係性)
第2章 どうやって働く?どうやって生きる?(人生でかかるお金はどれくらい?;仕事と生活は切っても切れない?;世の中にはいろいろな働き方がある)
第3章 好きを仕事に?仕事を好きに?(「好き」なことから仕事を見つける;「得意」なことから仕事を見つける;やりたい仕事の見つけ方 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
34
娘が学校で読んで面白かったというので取り寄せてみました。とてもかわいらしいマンガ、痒い所に手が届く細やかな説明が交互に紹介され、とてもていねいで読みやすいです。不登校の末東京から地方へ越した少年と彼の暖かいご家族に感情移入しちゃいました。夫も夢中で読んでいます。2022/03/08
りんご
31
長男向けに。進研ゼミ調のマンガと、「仕事について書かれてる本があるから読んでご覧」って作中作の入れ子構造。キッズに向けて書いてあるから、正しいことが書いてあるじょ。「人は、仕事をすることで世の中とつながり、世界中の人とつながります。」中二長男、ぼちぼち高校受験について(親が)考え出してますw彼は将来何になるのだろうか。夢はどんどん変わっていい。理想と現実、ワークライフバランス、お金のことなど、いいこと書いてあるよ。子供の目線で読んでどう思うかな。下巻も読みましょう。2021/11/12
ヨシ
12
なぜ働くのか?勿論自分が働く理由は言える。でも、色々な考えと喜びを持つ子どもたちの、多くが納得できる一般論となると、答えられる大人は少ないだろう。この本は簡単な言葉と内容でその答を説明。漫画も多く、ストーリー性もあるため、飽きることなく読み進められる。さすが池上彰さん監修!あ〜、○○年前にこの本があったら…この本を学生時代に読んだら、絶対に今と違う進路を選んだ。子どもがいる家庭に是非配布して欲しい。担任の先生方、教室に常備してください。上下巻で約1万円は痛いけど、それだけの価値があります。来年度購入決定。2022/02/26
もぐ
10
図書館本。知人におすすめされて読了。読みやすい、わかりやすい、納得感ある、大事なキーワードがたくさん、な良本です。子供、学生だけでなく、というかむしろ社会人にも読んで欲しい、という心意気を感じる。お金を払う=ありがとうの意思表示。は胸に響く。その通りだと思う。が、そのことが皆の共通認識であれば、そんな世の中がもし実現するのならば、未来の社会は現在とまるで違うものになっているのだろうと思う。2022/01/08
Chiyo K.
10
働くなどということはまだ漠然としか理解できていない中学生のために、働くことを自分ごととして考えてもらうための本。仕事とは? 好きなことを仕事にすればいいの? 仕事をしてお金を稼ぐことは幸せなの?などなど、各章冒頭のマンガを入口にして、いろいろな職業や働き方を例に挙げ考えてゆく。とぼけた感じのイラストが楽しく、要旨はイラストだけでも理解できる。ワークライフバランスの考え方の説明がすばらしく、キャリア教育というと職業調べになりがちな現状に一石を投じている。下巻の「いま あなたたちに伝えたいこと」もグッとくる。2019/11/06