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学研のヒューマンケアブックス
本当のTEACCH―自分が自分であるために

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784054029736
  • NDC分類 378.6
  • Cコード C3337

内容説明

自閉症の方への現在の最も実践的で優れた対応であるといわれるアメリカのノースカロライナ大学で始められたTEACCHプログラム。その基礎の入門から実践、専門編までを分かりやすく解説する。また我が国における誤った理解などにも言及する。

目次

1 入門編 TEACCHプログラム入門(TEACCHプログラムの基本;自閉症とは何か ほか)
2 実践編(1)TEACCHの本当の現場(TEACCHの組織とサービスの概観;TEACCHの幼児教育チャペルヒルセンターのプレスクール(就学前プログラム) ほか)
3 実践編(2)地域との連携(カロライナ生活・学習センターCarolina Living & Learning Center(CLLC)
就労支援プログラム ほか)
4 専門編 TEACCHをもっと理解するために(ショプラー先生へのインタビュー;メジボフ教授へのインタビュー ほか)

著者等紹介

内山登紀夫[ウチヤマトキオ]
1956年三重県に生まれる。順天堂大学医学部卒業。精神科医師。専門は児童精神医学。順天堂越谷精神医学研究所附属病院、東京都立梅ヶ丘病院を経て、現在よこはま発達クリニック院長及び大妻女子大学人間関係学部教授。1994年朝日新聞厚生文化事業団の奨学金を得て米国ノース・カロライナ大学TEACCH部にて研修。1997年8月から一年間、国際ロータリー財団田中徳兵衛冠名奨学金にて、The Centre for Social Communication Disorders(ロンドン)にてローナ・ウィング、ジュディス・グールドの指導のもと、アスペルガー症候群を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

anchic

6
海外で行われているTEACCHの概要について説明されている本。帯に謳っているように入門書であることには間違いないと思うが、視覚的支援の具体例や事例などが全くないため、これを読んだからと言ってすぐに現場でTEACCHを実践できるかというとそうではない。結局、TEACCHハンドブックを購入しないとダメだということに気づきました。2011/08/08

むく

4
TEACCHの誕生からその理念、現在の実践まで全貌を概観した一冊。細かなテクニックを解説する本ではなく、TEACCHの本質を伝えたいというメッセージ性の強い内容で、個人的には表層的な理解で変にストラテジーに走る前に、最初にこれを読めてよかったと思う。印象的だったのは、「TEACCHの本質は理論」だという一節。自閉症に関する完全な理論がいまだ存在しないからこそ、TEACCHの支援はオン・ゴーイングなのだと。先入観を排除し科学と臨床経験に拠り所を求めるその姿勢こそ、援助職のあるべき姿だなと感銘。2016/03/26

pao

1
誤ったTEACCH像についての誤解を解くために TEACCHとは、理解であるということを生まれた背景と、実践する本場の声を反映しています。 機械人間を作り出すのでは、という意見にも、TEACCHとは自閉症の人が生活をするのを手助けするという立場から、豊かな生活を作るということに強い意思を感じます。2016/11/28

〇△□

1
TEACCHプログラムの事が少し分かりました。もっと理解するために何回か繰り返し読みたいです。2013/07/24

yomuco

1
私のような初心者にとっては有効な内容だと思う。構造化というのが「?」だったんだけど、「見て(視覚的に)理解しやすくする環境を作る」ということでいいのかな。…というくらいのTEACCH初心者。個人的にⅣ(3)の「TEACCHへの批判と誤解に答える」という項が、わかりやすくまとまっていて助かった。また「視覚的支援を最後の手段と考えている保護者が多い」という記述なども「他の人もそうなのね」的な共感とか「あ、私間違ってるんだ」、「(それでも最終手段のままにしときたいので)まだ受け入れてないんだなあ」と気づいたり。2012/07/01

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