出版社内容情報
紫式部の源氏物語が、はじめてまんが化されました。赤塚流の表現のため、ラクラク楽しく読みすすめられます。主人公、光源氏の本音も十分に読みとることができます。また、解説もわかりやすく、時代背景なども読みとることができます。
内容説明
日本の代表的な古典が、まんがでらくらく読める。サワリの部分が現代語付きの原文で味わえるうえ、各章・各段の鑑賞のポイントや、重要語句や文法の解説もバッチリ。作者や作品についての資料も豊富で、学習にも役立つ。
目次
光皇子の誕生―桐壺
女性に眼を開く―帚木・空蝉
のろい殺された女―夕顔
かわいい少女との出会い―若紫
とんだシラノ―末摘花
女のしっとなのだ!!―葵
わびしい流謫の地―須磨・明石
悲しい親心―薄雲
運命の糸―玉鬘
不思議な恋の物語―蛍
いたいけな恋の犠牲者―真木柱
ねこのとりもつ縁―若菜
夢のまた夢―御法
琴に戯れる姫たち―橋姫
人の世の定め―浮舟
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿呆った(旧・ことうら)
20
原文と対訳、マンガやイラスト、豆知識が載っているのでわかりやすい。 ただし、光源氏は「おそ松くん」のいやみだし、桐壺帝は「ばかぼんのパパ」だから、まったく「をかし・あはれ」にならない。2016/07/07
Lazy8
0
改めて読んでみると要約として要所は押さえてあるし、監修者による背景説明も役立つ。赤塚キャラになじみがない今の子どもは源氏がイヤミであるとか、そんなことに抵抗なく読めるのではないか。 まあ、人生初のかわつるみのネタがこれだった(源氏が藤壺を襲うシーンだったと思う)のを思い出して探したというだけなんですが(小学生だった当時は図書館で借りた)。2017/06/19
ともっち
0
自分の『源氏物語』のキャラクターのイメージと赤塚不二夫さんのキャラクターがかみ合わず抵抗を感じました。2023/03/23
Yoshika Komatsu
0
■図書館本 ■概要がサラッと掴める。 ■光源氏のキャラが「イヤミ」なので、美男子というよりスケベ親父のイメージが強い。 ■…せめて「おそ松くん」だったら大分イメージが違っただろうに。(おそ松さんのカラ松orトド松)2021/07/24
maekoo
0
なんと光源氏がイヤミと言う赤塚キャラ満載のぶっとんだ漫画源氏です しかしキャラが立っているので逆に登場人物がごっちゃにならず良いかもしれません しかも主な帖のさわりの部分の原文と現代語訳が漫画の上部にあるので読解にも良いです 古文の重要語句の解説や掲載帖のあらすじ、平安期の習俗や時代背景の紹介まであり源氏物語入門書には打ってつけです ざっと描いているので解釈の違いや設定のぶっとぴ具合もギャグ漫画作家ならではとお楽しみください 末摘花のキャラ設定はさすが赤塚不二夫です(びっくり!)2020/03/14