電撃文庫
ようこそ、フェアリーズ・インへ!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048862509
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

さえない駆け出し冒険者のラウル。彼が居候している宿屋の女将が病気で倒れてしまう。ツケをためても許してくれていた女将がいなくなり不安だった彼だが、新しくやってきた女将はびっくりするぐらい純粋で美しい少女だった。その少女―ミリーは魔法学院に通う才媛、家事も万能、人を疑うことを知らないきれいな心の持ち主ときている。ラウルが鼻の下を伸ばさないわけがない。しかも、本来なら相手にされないはずのラウルのことをミリーが、偉大な冒険者と勘違いし!?魔王も倒さず世界も救わない、日常ほんわか冒険ファンタジー。

著者等紹介

小河正岳[オガワマサタケ]
1975年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

27
臆病な駆け出し冒険者の少年ラウルは、宿の女将が病で倒れる場面に遭遇し、校外学習で遺跡調査に向かった孫娘のミリーの元へ走る。誤って罠だらけの危険区域に入ったラウルだが、前人未到の未調査区域を易々と踏破した(ミリー視点)彼を勇猛果敢な冒険者だと勘違いして尊敬度MAXのミリーとの共同生活が始まり…。新女将に就任したミリーの期待と羨望を裏切らぬよう彼女の前では男らしく振る舞うラウルが、強運と仲間の力で危機を切り抜けていく展開が印象的。ラウルを慕うミリーの可愛さが魅力的でしたが、マンドレイクのサンドイッチはヤバいよ2019/01/13

中性色

20
いやぁ、平凡だー。ただ、想像していたのはいろんな意味でもっと平々凡々してた物語だったので、意外と冒険しててびっくりした。いや、ファンタジーだけどさ。しかし、意外とファンタジーしてたせいか、逆にがっつりやるような作品ならそこから盛り上がるところで勝手に終わってしまうので、ん?とつんのめりになるような感覚を受けてしまったかな。キャラクターはいいから、それを活かせるようになるなら面白くなるかな。あと、それぶっちゃけていうと掃除機だよね?2015/02/23

不自他

11
美麗な表紙に惹かれ購読。主人公を差し替えてリメイクして欲しい。こんなこと思ったの初めてかもしれません。この作品に合う主人公像が別にあるはずと強く感じた。世界観や話の方向は好みなんです。メインヒロインのミリーちゃんは勤勉で可愛いしキャラ立ちも文句無しです。なのに締まらない主人公のせいで本来の魅力を味わいきれませんでした。モノローグを適度に読み飛ばして、ミリーちゃんを愛でるのがオススメの読み方。2017/06/20

カインズ

7
【使用人としての道を目指した方が】逃げ足とフットワークだけは見事な見習い冒険者である主人公が、ヒロインにヒーローだと勘違いされ、その勘違いを守るために泥沼にはまっていくお話。魔法学院のファンタジーな雰囲気や、ミリーの可愛いながらも多少ずれたところ、エルのしたたかな性格と色々魅力的なところがある。しかし、それだけに主人公の情けなさがもったいない。終始ヘタレであり、そのフットワークを活かして活躍することも無い。最後の戦闘も運が良かっただけだという。ゆるい雰囲気とシリアスな雰囲気が上手く混ざっていないと感じた。2012/01/14

タカユキ

7
ラストで何やら主人公の特殊能力っぽいのが出てきそうになってますが、個人的には徹底的に平凡な冒険者であってほしいなーと思うところ。主人公の魅力はほとんど無いので(「平々凡々たる男」ですから)、ヒロインの可愛さとファンタジー世界自体に相当な魅力を持たせることが必須になり、正直難しいとは思うけど、コンセプトとしては好きなので今後に期待したいところですね。2012/01/08

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