内容説明
買い物してるだけじゃありません。整形してるだけじゃありません。中村うさぎは、生き迷う女たちの羅針盤なのだ。最新エッセイ集。
目次
そろそろ秋冬物が気になる季節…。でも先立つものが~っ!
貧血!低血圧!おまけにギックリ腰で病院にブチ切れ~っ!?
理想のホストを求めていざっ!歌舞伎町へ!!行ってはみたが~っ!?
「歌舞伎町ホスト殺人事件」ついにぼっ発か!?うさぎ激怒の真相は?
体脂肪率四十%の二十代!?明け方四時過ぎにドンペリをあける人々…。
恋愛から「慈愛」へ…?“ほのぼのとしない”ホスト通いの目的は!?
カボチャの肝臓とはっ?恐れを知らぬ!?ホスト君ネタ第二弾!!
ホストネタ第三弾は地道な営業努力!?が実を結んだ元セールスマンのあぶな~い話。
先が見えないから人生は楽しいし、「自分」を知るほど豊かになるのだ!
四十歳過ぎて抱いた野望。「モテる女になりたいーっ!!」さて、そのための秘策とは!?〔ほか〕
著者等紹介
中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年福岡県生まれ。同志社大学英文科卒業。『極道くん漫遊記』で作家としてデビュー。ジュニア向けファンタジー小説のほかに、週刊誌にエッセイも執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
806_shusaku
1
相手を嘘を使って支配する人がいるという。こうした人は自分への自信が無いので虚飾なしで人との信頼関係を築くのが困難だ。信頼できる人がいない人は孤独だ。「お金」、「出世」など他者から羨望されることだけを頼りに孤独を続けていく。それが、たとえまやかしでも、他人から褒めたたえられて初めて自分を好きになれるのかもしれない。自分を好きになりたいという必死の思いが嘘や見栄を誘発してしまう。素のままの自分で勝負すればいいというのに、どうしても自分を好きになれない病気。そんな見栄の為に頑張らなくてもいいのにと思う。2015/12/28
かず吉。
1
久しぶりに読んだ、中村うさぎのエッセイ。ちょっと前のだけど、買い物依存症が少し良くなっている感じがしてホッとした 笑。しかし、相変わらずすごいなぁ。ホストクラブに通い、プチ整形をし、人生を楽しむの!って言い切る彼女の潔さ。途中「え?」と思うところもなくはないけど、中村うさぎらしさに溢れる一冊です。たまに「いいこというなぁ!」っていうのもあって、おもしろかった。相変わらず出版社に前借りする生活なんだなぁ。【図書館】2011/04/17
いもいも
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中村うさぎのホストの話は、最高に面白い。 ホスト「お前さー。ドルチェ&ガッバーナっていうブランド知ってる?」 新人ホスト「え?もう一回言ってください」 ホスト「ドルチェ&ガッバーナ!」 新人ホスト「……サトルちゃん、頑張んな?」2015/05/09
こまき
0
実はディズニーランドなんて好きではないと気づいた。という言葉が印象的だった。みんなが良いと言っていることはほんとうに自分にとって楽しいことなのか?キャラクターも好きではないし、乗り物が好きなわけでもないと考えてみれば、ぜんぜん好きではないと気づいた著者。飲み会費3000円をどうとらえるかということが最近話題になっているが、通じるものがある。2013/04/11
満月-ya
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★★★☆☆2004/05/10