内容説明
製菓業界紙『菓業タイムス』の社長・芹沢が、取材先である新潟県のホテルの1室で他殺体で発見された。浅見は彼の依頼を受けて現地に同行していたのだが…。彼が遺した「白鳥の」というダイイング・メッセージは何を意味しているのか?毒入り菓子恐喝事件の真相に、名探偵・浅見光彦が迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱぷお
8
グリコ森永事件をモデルにして書かれた小説。犯人グループの現金を強奪する手腕が見事でした。 あそこまで書いておいて、最後に「この作品はフィクションで、実在の団体、企業、人物、および現実の事件とは一切関係ありません」って・・・2018/09/08
椿
7
グリコ森永事件をヒントに書かれた小説。本当の事件はどうなったんだっけ?と、ちっとも覚えてなかったんだけど、迷宮入りしてたのか〜。2015/03/03
まあさ
2
迷宮入りとなったグリコ・森永事件を作者なりに事件の背景を想定して執筆した作品なのではないかと思いました。実際の事件とは反し、この本では犯人が捕まるので、少し不思議な感じもしました。犯人グループが現金を強奪する手口があまりにも秀逸で、仰天しました。 2015/02/14
an-ponta
2
グリコ・森永事件をベースにした作品でした。作者の推理力に脱帽です。2013/03/08
ロバーツ
1
浅見光彦シリーズ第6作、ヒロインは芹沢玲子、舞台は新津・白鳥。グリコ森永事件が背景。2017/02/19