壺霊〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048739177
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

京都の老舗骨董店・正雲堂の嫁である伊丹佳奈が失踪した。嫁ぐ際に持参した高価な高麗青磁の壺“紫式部”も消えている。残された唯一の手がかり、縁切り神社・安井金比羅宮の形代には、佳奈と夫の離縁を祈願する内容に、見知らぬ女性の名前と住所が添えられていた。その紫野の住所で浅見光彦が発見したのは、何と紫式部の墓。しかも、壺を“紫式部”と名付けた男は、7年前に変死しているという…。京都町家暮らしという条件に惹かれ、佳奈の娘千寿の依頼を引き受けた浅見は、いつしか怨霊や生霊の息づく古都の底知れぬ深みにはまっていたのだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がたやぴん

51
藤田編集長からアゴ足付の依頼。おいしい話には裏があるという光彦。渋々依頼を受けて京都に向う。偶然にも兄からは、京都での非公式な捜査の依頼がある。記事の取材とは別に探偵浅見光彦として、人物と壺を探すことになる。依頼者から提供された町家風セカンドハウスを根城にして、珍しく長期の捜査を行う。いつよりも、描写が詳しく街全体をテーマパークと評していくつもの観光地や景勝地、名店が紹介される。その割に、依頼された事件捜査はあまり進まずに殺人事件が起こる。ふむ。繋がっていくのね。。。下巻に続く。2016/01/09

あきむら

8
浅見さん久しぶりです。いつも同じようなストーリー展開に飽きてご無沙汰してましたが、佳奈さんの失踪と高価な壺の行方が気になります。2016/04/23

ぽっぽママ

8
京都の街の名所や名店は楽しめますがミステリーとしてはどうかな。浅見さんてこんな性格だったっけ。京都の人の言葉の裏を勘ぐる様子が笑えます。2015/11/30

ごへいもち

7
ヒロインなのかな?女子大生のキャラはパス。下巻を一緒に借りてくればよかった。2011/03/30

しんた

6
大好きな京都が舞台。新しい作品のヒロインも現代風に近づいている。内容は若干おどろおどろしい。安井金比羅宮とか和歌山の人形とならんでアカン場所。読みやすく、次作に期待。2020/03/13

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