内容説明
思い起こせば4年半前。余命半年を宣告されたぶっさんは元高校野球部の仲間5人で、昼は野球とバンド、夜は謎の怪盗団「木更津キャッツアイ」を結成する。限られた時間の中で面白いことを目一杯やって生き延びるのだが、22歳でこの世を去った。ぶっさんが死んでから3年。バンビは公務員、アニはIT関係、マスターは大阪で「野球狂の詩2号店」、うっちーはなぜか自衛隊。「俺ら、ぶっさんにちゃんとバイバイ言ってねえじゃん」―残された4人はぶっさんにちゃんと別れを言えなかったことが、ずっとひっかかっていたのだ。そんなある日、バンビの耳にぶっさんの声が聞こえる―「それを作れば彼がやって来る」。熱狂的に愛された連ドラから奇跡の映画化、そして…。宮藤官九郎、高校球児のごとく直球勝負した延長10回表、涙目の完結編!!磯山晶プロデューサー×宮藤官九郎の「今だから話せるあとがき対談」収録。
目次
木更津キャッツアイ ワールドシリーズ
今だから話せるあとがき対談(磯山晶×宮藤官九郎)
著者等紹介
宮藤官九郎[クドウカンクロウ]
1970年7月19日、宮城県出身。91年大人計画に参加以降、役者として活躍すると共に、「ウーマンリブ」シリーズでは自ら作・演出を手掛け、パンクコントバンド「グループ魂」では、“暴動”の名前でギターを担当。「木更津キャッツアイ」(芸術選奨文部科学大臣新人賞)、映画『GO』(日本アカデミー賞最優秀脚本賞他)、『ピンポン』(日本アカデミー賞優秀脚本賞)などの脚本の他、「リチャードホール」等バラエティの構成にも参加。パルコ・プロデュース『鈍獣』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。長編映画初監督作品『真夜中の弥次さん喜多さん』では、2005年度新藤兼人賞金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ネズミ
凪
笑える本を読も男!