内容説明
頼もしい男が商店街にやってきた!気は優しくて力持ち。けれど情にもろくて女性にはめっぽう弱い、小さな町の用心棒。脛に傷をもった善良な人々と悲哀ただよう“弱者の味方”を描く、涙と笑いが交錯する傑作人情小説。
著者等紹介
池永陽[イケナガヨウ]
1950年、愛知県生まれ。高校を卒業後、グラフィックデザイナー、フリーのコピーライターとして活躍。1998年、「走るジイサン」で第11回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。岐阜県在住
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感想・レビュー
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たーくん
2
空手道場を開いた婿殿の純情青春小説。2010/02/21
左近
1
空手の達人、勇作は、道場を開設したものの、入門者は伸び悩み、経営は青息吐息。一方、頼りがいがありそうな外見のせいか、女性関係で悩みを抱えるはめとなったり、高校生の喧嘩にかり出されたり、引きこもり中学生を説得したり、ヤクザの事務所へ一人で乗り込まなければいけなくなったりと、面倒だけは次々とやってくる。格闘シーンは迫力があり、ところどころに挿入される、長年に渡って苦難を経験させられた沖縄の描写が、物語の苦味を引き立たせる。全体的な印象としては、女は強いよ、男は辛いよ、かな。2012/09/21
おいやれ
1
さくさく。2011/06/04
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
1
さらりと読めるし格闘シーンはそれなりに面白い。でも読み終わって一番印象に残るのが、女性のしたたかさというのが何とも・・。★★★2009/06/09
じゅにあ
0
図書館で、なんとなく手にとって。 強い空手マンの勇作、なんか魅力があって、よかった。 近くにいたら、頼りにしちゃいそう。2012/12/04