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すぐそばの彼方

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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048733076
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

次期総裁選レースの本命といわれる大物代議士を父にもつ柴田龍彦。今は父の秘書として働くが、4年前に自らが起こした不始末から精神的に不安定な状況に陥り、自分名義のクレジットカードすら持つことが出来ない不遇な状況にある。父の総裁選出馬を契機に政界の深部に飲み込まれていく彼は、徐々に“自分”を取り戻しはじめるが、再生の過程で人生最大の選択を迫られるときに直面する…。理想と欲望の狭間を揺れ惑う心。彼が一度きりの人生で本当に求めていたものは何だったのか?―現代日本の政界の実状と内幕をリアルに浮き彫りにして描き、人間の存在意義と人生における愛の意味を問う、究極の物語。

著者等紹介

白石一文[シライシカズフミ]
1958年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。雑誌記者を経て、2000年『一瞬の光』で小説家としてデビューし、各紙誌に大絶賛を受ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばしこ♪

6
「すぐそばの彼方」。一見矛盾しているような言葉だが、読めば"なるほど"という感情が湧いてくる。だらしないぼっちゃん息子の物語。何かを手に入れるために何かを犠牲にしなければならない。当たり前の世の中の摂理だと思う。要は覚悟の問題だと思う。ただ思うのは、、自分はこんな男になりたくない。2016/03/22

つちのこ

2
舞台は欲望や駆け引きがうずまくリアルな政治の世界となるが、人間の存在意義と本質的な愛の意味を深部にわたり見つめている。 政治の世界については、政権交代の内幕や選挙の実態、政治資金の流れ、取材記者(番記者)の行動などさすがに元編集者だけあり、しっかりとしたディテールをもって書き込んでいる。しかし、最後がいけない。素直に感情移入することができずに終わってしまった。(2001.8記)2001/08/31

1
監視反対。昔の女が白石の書く男はお前のようにだらし無くて嫌いだと言ってた。なるほどと思う。2012/02/09

がー

0
再読。政治、選挙の部分面白く読めました。だらしないお金持ちのお坊ちゃんの再生のお話。白石さんの描く男性はダメな人がおおいなw2013/06/30

エバ子

0
★★2012/06/25

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