感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シガー&シュガー
10
秋葉文七とゴールデンイーグルの旅の終わり。今まで娘を偲んで戦ってきた秋葉のカッコよさがここにきて失われ、永らく朝廷・政府から迫害されてきた異能の集団の頭領・紊鬼の復讐劇の色が濃くなる(前巻で前フリあり)。秋葉の娘の足跡も重なって、秋葉自身も日本政府と戦うことになるのだけれど、ゴールデンイーグルは今までのようには活躍せず紊鬼の超能力ばかりの見せ場になる。紊鬼もカッコいいけれど秋葉の旅を見続けてきた私にしてみればゴールデンイーグルまでも色あせていくようで面白くない。最後まで一人と一台で戦い抜いて欲しかった。2015/12/20