内容説明
広い世界の狭い教室の中、それは起こった。傷を負い、負わせ、そうして繰り返されてゆく毎日。でも今ならまだ間に合う。まだ、まだ、間に合う。勇気出そう。一緒に。行こう。進もう。ゆっくりでいいから。一緒に。日本中を感動させた恋空の著者が今、いちばん、みんなに伝えたいこと…。衝撃の感動作。
著者等紹介
美嘉［ミカ］
２００５年１２月、実体験をもとにした小説『恋空』を「魔法のｉらんど」上で掲載、評判となる。２００６年１０月に書籍として発売され、現在では２００万部を超えるベストセラーに。ホームページ「Ｓｏｒａｐｉｓｔ」では、小説のほかポエムや写真、ブログも公開中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
13
ケータイ小説にしては珍しく、いじめをテーマにした作品でした。『いじめは駄目だ』って口で言うのは簡単だけど完全になくしてしまうのは難しい…。それでも、いじめはな世の中からなくしていかなけばいけないと思いました。2012/02/17
優月
9
予想より良かったです。 恋空といえば読んだことはありませんが不評というのが第一印象だったんですよ； いちご水もそんな感じなのかな～……と半信半疑でよみはじめたんですが、よかったです！ 大人がよむような本ではありませんが学生さんにいじめの実態をしってもらうにはこんな本もよかったんじゃないかとおもいます☆ 陽菜子が佳澄らに向かって自分の感情を露わにしていくところ、晴が大河原に対し謝ったところが清々しかったです。 よみおわったあとはふたりがどんな未来に向かって歩いてゆくのかというのが気になりました（*^_^*）2012/10/14
銀雪
6
いじめがテーマの作品ということで読んでみた。恋空の作者の作品、ということで期待はしていなかったけれど、思ったよりはなかなかよかった。高校生の男女だけでなく、おじさんが出てきたことによって作品に奥行きが出ている気がする。彼の提案するいじめの克服方法(？)および主人公たちの対応にはびっくりした。最後の伏線も素敵。いじめが起こるきっかけや結末はやや現実味に欠けるけど、それも物語ならではのいい味になっていると思う。ただこれ主人公たち、高校生ではなく中学生のほうがいい気がする。2010/10/01
ゆか
5
いじめと言う難しいテーマなだけに読み終わって、ちょっと内容が軽く感じてしまった。でも陽菜子が啖呵をきった時にはスッキリした。2012/03/03
クローバー
4
初めてケータイ小説を買って読みました。すごく難しい内容だけど、中学生の私は、いろいろ考えることがありました。いい本に出会えたと思います❤とても感動してしまいました。友達にもすすめました。2010/09/23
