目次
死に未来はあるのか
死者を祀る
「幕末日本風俗図録」第六章を読み解く
描かれなかったはずの絵
対談 死を語る、死が語る
鳥葬
私があの世に逝くときは
ユングの臨死体験―「森羅万象の心像に、とり囲まれていた」
死と生、橋懸りは夢ではないか―「現代民族話考」秘話
旅立つ者と看取る者
「九相詩絵巻」の死体―小野小町のメッセージ
禁じられた死
棺桶物語―葬儀アドバイザー、横山潔氏の悲喜交々
HAVE A NICE DEATH!―人は病院でどのように死ぬか
釈迦や孔子の昔から―死の特権的実在たる所以
DATA FILE
戦後大量死年表
関連図書データ
WHO’S WHO人物データ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izumiumi
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(角川)の巻末文献案内。 2009/11/08
K
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(1994,114.2)or385.6。アラマタ×中沢新一対談が面白い。「引く」というのがもうひとつピンとこないけど・・・。仏教にシャーマニズムが混入っていう言い方を断じたり、「死への覚悟性」のハイデガーや「死に至る病」のキルケゴールをそのへんのオッサンの言ってるのを難しくしただけと言ったり。中沢氏の「チベット死者の書」読みたくなる。エジプトはきょう見たけど、それは客観的であるという点で違うらしい。「死の問題を考えて引く余裕をもつ現世」がカギか。切腹後や死んだあと骨になるまでの絵巻物も最高に面白い。掘出物2021/09/23