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まただまされたな、ワトスン君!

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047914124
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

水死した海軍少尉は自殺か事故か、高名な音楽家の殺人事件、釈放者の連続不審死事件……確率や統計を駆使して、ホームズが数々の謎を解決する、目からうろこの数学事件簿! バージョンアップの第二弾。

内容説明

人生とは、決断の連続だ。しかし、私たちは誰もが毎日のように誤った決断をしては、金や時間を失っている。つまり、直感はしばしばいたずらをするし、論理的に考えたつもりでも、実はたいへんな勘違いであったりするのだ。しかも、なおさら悪いことに、勘違いだということにすら気がついていない…。そう、まるでワトスンのように。本書では、そんなワトスンの身の回りに起こった事件を、ホームズが確率、統計、意思決定理論、順列組合せ、ゲーム理論など数学の理論を使って、ワトスンに―つまり、数学が苦手!という私たちにも―分かる簡単な言葉で、鮮やかに解き明かしてくれる。日々賢く決断するための、思考力をつけるコツが満載。

目次

不運な実業家
賭け事の好きな貴族
意外な後継者
海の男
無名の墓
火星人の襲撃
不当な評価
アンドルーズの死刑判決
相対的名誉
観察効果
完璧な会計士
改革者たち

著者等紹介

ブルース,コリン[ブルース,コリン][Bruce,Colin]
英国オックスフォード在住の物理学者。サイエンスライターとしても活躍。物理のパラドックスの研究家であり、熱心なミステリファンでもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽま

6
前巻は物理学からのアプローチだったが、今回のメインは数学。高校レベルからの数学によって物語が展開されているので、前回よりは取っ付きやすかった印象。/今回は史実の人物も多く登場する上、正典との絡みも増しており、パスティーシュとしての面白みも増している。読み進めていくと事件の発生年代に違和感を覚えてくるが、筆者いわく故意の設定らしい。テーマが数学ということなので、数学のプロことモリアーティ教授の登場もちょっぴり期待していたのだけれど。今度は教授を主役に、小惑星の力学や二項定理を解り易く解説した本が読みたい所。2012/11/10

カムリン

4
数学というより確率トリックに偏っているが、それなりに面白い。論理と数学を用いて、いかにしてもっともらしく人をだますことができるかという本。実際に詐欺に使われたような手口がいくつも紹介されている。遺跡に関する確率云々は明白なごまかしだし。知的パズルとしての面白さを追求するあまり、不自然な条件設定が多々あるが(二つしかひっくり返してはいけないとか)古きよき古典ミステリのパロディーだと思えば、大人の余裕で許容できるでしょう。2011/10/31

フジタ

1
2段組でちょっと不安だったのですが、読み始めると軽妙な語り口でさくさくと読めました。有名な確率や経済学の問題が、物語調の語り口で親切に描かれた、とたも楽しい本でした。2014/04/29

Jack Amano

0
確率、統計、意思決定理論、順列組合せ、ゲーム理論などの数学的概念を、ホームズが事件の解決の中で、分かりやすく解説してくれます。ついつい起こしがちな、誤解・錯覚による過ちを解きほぐしでくれます。面白いです。2017/07/24

ごら

0
再読が必要。数のパズルを読み終わって、論理パラドクスを再読したらもう一度取りかかる。2013/11/13

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