出版社内容情報
常人には思い呼ばない行為に及ぶ破天荒な詐欺師は古くから存在する。歴代の有名無名を問わず、数多くの詐欺師・詐称師たちの生涯を取り上げ、その奇想天外の詐称ぶりと他人として生きることを望んだ彼らの心理に迫る
内容説明
他人になりすましたまま、生きていく…それは、普通の人間には思い及ばない行為だが、そういう人々は古くから多数存在してきた。死ぬまで気づかれなかった人、何度逮捕されても、また繰り返し他人になりすまし続けた人。なぜ、彼らは自分を捨てて他人になるという行為に走らねばならなかったのか?また、なぜ彼らが多数の人の目を騙し欺き続けることができたのか?彼らの一流の騙しのテクニックと、また騙される側の心理をつぶさに描く。次々登場する破天荒な詐称師たちの奇想天外な詐称ぶりを堪能できる、仰天ノンフィクション。
目次
1 神を騙った男―ルイ・ド・ルージュモン
2 人は権威をめざす
3 偉大な詐称師―フェルディナンド・デマラ
4 なぜ他人になりたがるのか
5 有能な医師でありつづけた男―ジェームズ・バリー博士
6 男になった女たち
7 世界で最も有名なアメリカ先住民―チーフ・バッファロー
8 エキゾチックな異邦人を大衆は歓迎する
私の中の詐称師
著者等紹介
バートン,サラ[バートン,サラ][Burton,Sarah]
1963年、エセックス州エッピング生まれ。ロンドン大学博士課程修了。現在は大学で教鞭を執りながら、フリーランスのライターとしても活躍している。ケンブリッジシャー州イーリーの近郊で夫と二人の息子と暮らしている
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