内容説明
時は天正11年、人里離れた信濃の秘境に運命の児が生まれた。その男子こそ、戦国の世に風雲を巻き起こした真田十勇士の1人猿飛佐助だった。出生に隠された巨大な秘密―佐助は戦国一の戦略家武田信玄の血をうけた武田勝頼の遺児だったのだ。10人の女体に記された秘図、妖しい術を操る戸隠の神人九頭竜斎、信玄が仕掛けた遺計―鬼法黄泉流氏霊反しとは何か?遺計の実現を賭けて真田一門は動き始めた。真田の拠城信州上田城に徳川の大軍が迫る。戦国の陰の覇者真田忍軍の頭目となった真田幸村の運命は?謎が謎をよび、烈風を吹きすさぶ異次元痛快時代小説誕生。