角川oneテーマ21<br> 不運のすすめ

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角川oneテーマ21
不運のすすめ

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047100541
  • NDC分類 796
  • Cコード C0295

内容説明

「不運」と「幸運」は、まさに表裏一体の関係にある。「幸運」だけでは人生は勝てない。

目次

第1章 不運は人を強くする
第2章 運も不運も実力のうち
第3章 貧乏神に好かれないために
第4章 「道」を忘れれば運も落ちる
第5章 晩年の運の呼び方
第6章 明日の勝利をつかむために
終章 「名人戦問題」の不運は誰か

著者等紹介

米長邦雄[ヨネナガクニオ]
1943年、山梨県生まれ。56年、6級で故佐瀬勇次名誉九段門下となる。63年四段、79年、九段昇段。名人位挑戦のための最高リーグである順位戦A級に連続27年在籍、84年には十段、棋聖、王将を獲得し四冠王となるなど最強棋士としての道を歩む。また85年、永世棋聖の称号を贈られる。名人位には手が届かず「悲運の挑戦者」と称されたが、93年、7度目の挑戦にして中原誠名人を下し、初の戴冠。03年に紫綬褒章を受章、現役を引退。現在は日本将棋連盟会長として、精力的に将棋の普及、財政再建に取り組み、また東京都の教育委員として青少年の育成に積極的な提言を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

13
氏の生い立ち、新聞社を相手取った名人戦事件、そして新進気鋭の羽生さんと戦った名人戦、どれもこれも非常に読み応えのある語り口で面白い本でした。まさに破天荒といった生き様ながら、そこに筋が通って揺るぎがないというあたり魅力と人間味があふれ出ていると感じました。ファンも増えるが敵も相当に増えるタイプだったんだろうと往年を知らない身で思う次第でした。表題についても、まさにその人生で得たところからの言葉で語られていて、とてもステキに読めました。2015/08/11

ヒダン

11
50歳直前に初めて名人になり、亡くなるまで将棋連盟の会長を務めていた米長さんの著書。ちなみに棋風は「泥沼流」。『勝負事でも人生でも、ツイている時に勝つことよりも、苦しい時にいかに粘るかの方が大事だと思う。』『今は自分が不利だが、相手はどこかで絶対に間違える。俺がこの後百点満点の手を指し続け、これ以上形勢を悪くしないで粘っていれば、必ず相手は一手間違えるぞ、という気持ちで指している。この気魄ともいえるエネルギーが「不利の勢い」である。』など米長哲学がやはり印象に残った。2014/09/26

Kaz

10
米長さんの「運を育てる」で感銘を受け、それ以来、氏のフアンに。勝負師ならではの現実的、合理的な精神論。趣味とはいえ、勝負の世界に身を置くものとして、参考になることが盛りだくさん。2013/12/23

Humbaba

8
人生万事塞翁が馬。一時的に不幸になったとしても、それがずっと続くわけではない。また、不幸になったのはある時点では事実であっても、それによって更に大きなメリットが得られる可能性もある。ただし、不幸をバネにするためにも悪い状況に陥った時に腐らずに努力を続けることが重要になる。2016/01/14

桂 渓位

7
 勝負師だからこそ、人生とは?運とは?を、真摯に考えているだなと、感じる一冊。  ほほえみと謙虚さは、やはり大切ですね✨(^-^)2019/07/23

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