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角川選書
12の現代俳人論〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033849
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0395

内容説明

総合誌『俳句』に24回にわたって連載され、大好評を博した人気企画、待望の選書化!俳壇史に大きな足跡を残し、今なお愛され続ける12人の俳人の人生と作品を独自の視点から考察する本格的俳人論。次代を担う気鋭の俳人たちによる執筆も話題となり、俳論不在と言われて久しい俳句界に衝撃を与えた。上巻では加藤楸邨論、能村登四郎論、中村草田男論、飯島晴子論、波多野爽波論、星野立子論を収録。

目次

第1章 加藤楸邨論―楸邨、最後の旅
第2章 能村登四郎論―両性具有型俳人
第3章 中村草田男論―絵に描いた素晴らしき餅
第4章 飯島晴子論―アナーキーな狩人
第5章 波多野爽波論―実存の詩性:爽波俳句の方法と本質
第6章 星野立子論―見せなかった顔

著者等紹介

長谷川櫂[ハセガワカイ]
昭和29年、熊本県生まれ。「古志」主宰。朝日俳壇選者

櫂未知子[カイミチコ]
昭和35年、北海道生まれ。「銀化」「里」

小西昭夫[コニシアキオ]
昭和29年、愛媛県生まれ。「船団」

小林貴子[コバヤシタカコ]
昭和34年、長野県生まれ。「岳」

中岡毅雄[ナカオカタケオ]
昭和38年、東京都生まれ。「藍生」「椰子」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yumiha

13
本書により、飯島晴子を敬愛するようになった。「月光の象番にならぬかといふ」「寒晴れやあわれ舞妓の背の高き」「丹田に力を入れて浮いて来い」などの句は、「言葉を手がかりにして、新しい言葉の世界を発見する」手法であり、私なんぞのありきたりとはじぇんじぇん違う(泣)。はるか彼方である。また、加藤楸邨の「天の川わたるお多福豆一列」「百代の過客しんがりに猫の子も」や波多野爽波の「冬空や猫塀づたひどこへもゆける」「老人よどこも網戸にしてひとり」などなど好きな句に出会えた。→2015/05/22

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