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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
25
「それからは戦いの日々だった。殺して・救けて・殺して・救けて・殺して殺して・救けて・殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して」。クズ勇者モッコスが主役だった一巻から主客転倒、突然変異のミュータントの中から異形を統率する「魔王」への道を歩み出す少女の半生から伏せられていた歴史を紐解いていく永い永い回想の始まり。自分達の平和を維持するにはかつての仲間達をも時に屠らねばならない、綺麗事だけでは済まない過酷さ。侵略よりも治世の方が難しい、を地で行くキツい展開、だけど面白い(以下コメ欄に余談)。2021/04/20
かやま
2
全編回想。でも面白かった。今後読み進めていく上でしっかり把握しておかないといけなそうな所。もう一回読んでおくか。2022/09/19
もここ
1
異質なものへの恐怖からの過剰防衛、それに対する復讐、と普通に起こりうるお話で興味深いし、切ない。圧倒的な強者でも結局はどうにもできない争いもある。個人的には海外ドラマのBONESのラストの辺りで、天才の博士が記憶を失って「私には知性だけなのに」的なうろたえ方するのと、メンザの知性の劣化の話がリンクしてめっちゃ切なかった。知性があって、それを拠り所にしてる人は、自分が分からない事があったら、生きる気力が奪われてしまうんだろうなあ。いやぁ…読み始めた時こんな気持にさせられるとは思ってなかったよう。2021/04/08
誰パンダ
0
壮大な過去編!人類の突然変異たちの逆襲にあい、追い詰められた人類が地上を放射能で汚染して地下に潜るってなんか懐かしい設定だな。冷戦時代の想像力っぽい。人間たちとの戦争が一旦終わって、その子供世代が人間寄りの思考になったり、逆に人間を過剰に憎んで同胞に怒りをぶつけるとか、突然変異しても人間の愚かさは免れない。人種の寓話でもあり、革命の寓話でもある。サーガの名に恥じない大風呂敷。打ち切りはやめてくれ〜〜〜〜!!2023/08/13
隆二
0
1巻とは打って変わって、ミュータント物に。懐かしいスランを思い出したな。そこからまた変わって閉鎖空間でのサバイバル物になって、展開が忙しい。SFに例えると「レベル・セブン」ってところか。頭脳担当がいたおかげか、何とか400年耐えることができたが、組織運営とは難しいものだ。2021/09/19