角川学芸ブックス
老年学に学ぶ―サクセスフル・エイジングの秘密

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046212610
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0336

出版社内容情報

世にあふれるさまざまな長寿法や健康法ではなく、欧米で発達した「老年学」をもとに、生物学、心理学、医学、哲学、死生学の切り口から、「老い」を読み解く。より充実した日々を送るための一書。

内容説明

人間の潜在能力は、年をとっても再生や成長が可能であり、晩年はとりわけ創造的な時期である。さまざまな分野から、人間の「老化」のメカニズムを知り、「サクセスフル・エイジングとは何か」を明らかにする。老化は宿命や必要ではなく、病気とも別物である。年をとれば病み衰えて役立たずになり、社会的な厄介者になるという「老いの神話」を打ち砕き、「素晴らしい人生の秋」である老年期を愉しもう。

目次

第1章 寿命と老化について(老化は宿命ではない;生命の持ち時間 ほか)
第2章 「老いの意味」「老いの価値」(エイジズムとの戦い;人生の午後の輝き ほか)
第3章 老年期をどう過ごすか(老後を楽しむ;清福の楽しみ ほか)
第4章 現代養生訓(『養生訓』の教え;病いは気から ほか)
第5章 死をどう準備するか(死生学のポイント;死にゆく者 ほか)

著者等紹介

山本思外里[ヤマモトシゲリ]
1929年、満州(中国東北部)撫順市生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒。読売新聞社で、社会部長、婦人部長、読売文化センター委員会事務局長などを歴任、1980年から同社のカルチャー事業を担当し、読売・日本テレビ文化センター専務、東京読売サービス社長、読売・日本テレビ文化センター社長、同社特別顧問などを経て、2001年より全国民間カルチャー事業協議会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

讃壽鐵朗

5
再読したが、著者が老年学を勉強しようと思いたち、13年もかけて数多くの参考書を読んだことが素晴らしいし、羨ましい。とても自分には出来ないことで、それらを分かりやすく纏めて頂いたことに感謝しつつ読了した。70歳を迎えた人々には、是非読んで欲しい本である。2016/12/07

prosper12

2
全体像がとてもよくわかりやすく、文体もすんなりと入って来ます。 2018/06/18

讃壽鐵朗

1
著者は、東大文学部で西洋史を専攻し、その後読売新聞社などで活躍したジャーナリストである。65歳で役職を退いた後、70歳で老年学に取り組みを開始し78歳でこの本を刊行するまでまさによく勉強したものである。 それは参考文献の数が165という事実からもうかがえる。しかしあくまでも一素人として文献を読み、引用して紹介する立場を貫いている点が謙虚で実に気持ちよく読める。 つまり、読者は引用文で興味を感じたら、即原著を読むことである。2013/11/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1335673
  • ご注意事項

最近チェックした商品