渡辺淳一全集 〈第1巻〉 死化粧

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渡辺淳一全集 〈第1巻〉 死化粧

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  • サイズ B6判/ページ数 478p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784045736018
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

内容説明

処女作「葡萄」。文壇デビュー作となった「死化粧」。対照的な人間の運命劇を描いて直木賞に輝いた「光と影」等18編。渡辺文学の原点と可能性を示した初期作品集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本正行

19
いい本だった。恥ずかしながら、渡辺淳一という小説家、官能を主題にするとしか考えていなかった。この全集の第1巻を読む限り、多少の男女関係は出てくるものの、シリアスな読み応えのあるものばかりだ。医者らしく、医療関係がほとんど。それはそれで専門家としての視点を踏まえて、素人にも、共感できる点が多い。疾病・負傷、入院や手術、誰しも少しは経験やそれなりの思いがある。加えて、心の動き、羨望や憎しみなども、なかなかに感動的に表現している。また読みたい本ではある。全集のひとつの巻だけに18編全体が、強い印象がある。2022/05/27

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