内容説明
キースに裏切られ玉座を追われたアルフォンスは、反貴族派レジスタンスに加わりながら、“王を戴かないパルメニア国”の進むべき道を模索していた。一方、偽王の疑いをかけられ進退窮まったキースは、ついにアルフォンスとの接触を図って―。「…わが王に、永遠の忠誠をお誓い申し上げる」侍従マウリシオが膝を折るのは、果たしてどちらの王の御前か。パルメニア物語最大の謎がいま明かされる。衝撃の結末を見よ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
8
蔵書整理で再読中。これまた改稿前より大分厚くなってる気がする。ここぞというところに加筆してあって、さすが良く分かっていらっしゃる!という感じがした。ヘタレの呼び声高いヒーロー・マウリシオさんですが、この本だけだとほんとーにヘタレだった。どっちかっていうと、すごい勢いで成長していくアルフォンスの方が男前な感じになってしまっている。黒幕の始末のつけ方とか、さすがの一言です。そして、いまどきの本と比べると、結構展開早くざくざく物語が進むので驚きます。これだけの話をこの巻数で収めてあって本当にすごいと思う。2017/11/01
ミィ
3
黒幕が意外なくらい一途で、想い人との関係があまりに切なくて泣けた。短編は従者がアレな感じで笑った。2010/03/02
りず
2
おもしろかったです。そして、黒幕の話が切ない…!2010/08/09
まろん
2
脳内ではヅカ風に展開されておりました。外伝のくそ恥ずかしさが大変だ。2009/09/12
にかわ
1
プリンセスハーツからはいったんですがやっぱり面白い。やっぱりパルメニアってヘスペリアンが生まれやすいのかな。2013/05/05