角川文庫<br> 金田一耕助の新たな挑戦

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角川文庫
金田一耕助の新たな挑戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041997031
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

ぼさぼさの髪、よれよれの袴、人なつこい笑顔が印象的な、色白で内気な好青年…。横溝正史が生んだ日本を代表する名探偵『金田一耕助』が歴代の横溝賞作家たちの手によってよみがえる―。戦後の混乱時に起こった哀しき犯罪をあざやかに解決する金田一耕助。海外で初の難事件に挑む金田一耕助。そして、現代まで生き、八十歳で事件に遭遇してしまう金田一耕助など様々なトリックが仕掛けられた事件に新たに挑戦!横溝ワールドへの入門書としても役立つベストアンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

85
〔再読〕横溝正史賞受賞者9人による、金田一耕助へのオマージュ作品。入門書と記載されてはいるが、「本陣殺人事件」は先に読んでおく事をお薦めする。先行の7作品は、どれも見事にそれぞれの金田一耕助を描いており、楽しむと同時に流石に作家さんだと感服する。中でも、「金田一耕助帰国す」は、飛行機の中だけの話であり、オマージュならではの貴重な物語だろう。他の作品も背景が確り原作と辻褄が合うものであり、金田一シリーズが好きな私には堪らない。後の2作品は、自分の作品に持ち込んで描いてはいるが、物語としては面白く堪能出来る。2018/09/05

いちこ

9
色んな作家さんの書いた金田一耕助が読める贅沢。そのものの金田一耕助からちょっと違うものまで。 それはそれで、なかなか楽しめました。2020/06/04

カニック

4
横溝正史さんの作品を読んでいる人には面白いと思います。入門書にはなりません。2013/12/30

3
横溝正史賞作家による、金田一耕助パスティーシュ競作。原典準拠の本格志向からパロディ的な軽いお話まで、バラエティ豊かな全九編掲載。いずれも30~40Pの短めの短編ばかりなのでお手軽に楽しめます。さすがに原典の艶のある作風を再現するのは作家先生方にとっても困難だったようで、金田一のキャラクターだけを拝借し、自分の作風に引き込んだ「私が暴いた殺人」「陪審法廷異聞」の面白さが際立ってしまっているのがこの種の企画としては皮肉なところ。金田一耕助と金田一京助が共演する話や、横溝賞の楽屋裏話なんかもあります。星4つ。2016/02/02

Mono

3
危なかった・・・読み始め時は本陣殺人事件読んでなかったからレビュー見てなかったらブチ切れてるレベルのネタバレでしたよ。内容は「コレ金田一か?」ってな探偵描写の作品もあるがバラエティに富んでて、髑髏の話なんかもいいと思う。個人的には最後の陪審裁判の話が印象に残った。2015/01/21

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