角川文庫<br> 霖雨の時計台

  • ポイントキャンペーン

角川文庫
霖雨の時計台

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041407776
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

死刑囚・江島正雄の刑執行が確定したことを立会検事・柳瀬寿彦から聞いた警視庁刑事・芹沢孝包は霖雨の町へ走り出た。3年前、一家惨殺事件に捜査員として加わった芹沢は江島無実説を主張したが斥けられたのだった。芹沢の目的は真犯人を捜すこと。しかし残された時間は120時間―。その芹沢を宮城テレビ編成部長・曲垣修造が追う。芹沢の決意が曲垣の心を揺り動かしたのだ。果たして法相が捺印した執行命令を覆せるか―。前代未聞の闘いに身を投じた男たちの心の闇を鋭くえぐる会心の長編ハードサスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

村山トカレフ

5
1983年(昭和58年)寿行さん33歳時の作品。とある刑事が過去に関わった殺人事件。当時からこの刑事は犯人として捉えられた男の冤罪を主張していたが、主張は通らず。憐れなりその男は死刑宣告を受ける。男の嫁もお決まりの(?)陵辱の末に鉄輪に身も心も凌轢され散る。再三の控訴の棄却に嫁の死。すべてを諦めた男は冤罪で死す覚悟を決める。一方、ひょんなことから男の死刑執行日を知った(!?)刑事は、男を救うべくなにもかも捨て走り出すのだった。残された時間は120時間――あいかわらず強引な筆であるが強引に読まされてしまふw2019/10/11

tan_keikei

2
昔観たサスペンスドラマの原作「霖雨の時計台」(西村寿行著)を初めて読みました。ドラマの方はマスコミを巻き込んでの劇場捜査にしてタイムリミット型サスペンスという趣向が面白かったのですが、原作の方は加えて主要登場人物のほぼ全員が嫁を寝取られているという凄まじいネトラレ小説でびっくりしました。2012/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/446599
  • ご注意事項