内容説明
平家一門の栄耀栄華はつづいていた。一門の頂点に立つ清盛は、花に遊ぶ蝶のように美しく舞い唄う、祇王・祇女姉妹に耽溺していた。その頃、東山の深い山あいにある俊寛僧都の鹿が谷の山荘では、後白河法皇を中心にして平家覆滅の陰謀がめぐらされてした。しかし、企ては清盛に伝わり、加わった者は次々と捕えられ処刑された。だが、清盛の心は晴れなかった。反平家勢力の大本である、後白河法皇をおさえこまなくては意味がないのだ。法皇との対決は深まっていった…。歴史大河ロマン、“光瀬版平家”巻之四。
平家一門の栄耀栄華はつづいていた。一門の頂点に立つ清盛は、花に遊ぶ蝶のように美しく舞い唄う、祇王・祇女姉妹に耽溺していた。その頃、東山の深い山あいにある俊寛僧都の鹿が谷の山荘では、後白河法皇を中心にして平家覆滅の陰謀がめぐらされてした。しかし、企ては清盛に伝わり、加わった者は次々と捕えられ処刑された。だが、清盛の心は晴れなかった。反平家勢力の大本である、後白河法皇をおさえこまなくては意味がないのだ。法皇との対決は深まっていった…。歴史大河ロマン、“光瀬版平家”巻之四。