感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっぱ
3
1970年代のいわゆるジュブナイルSF。相次いで転校してきた謎の転校生。彼らは「缶」のようなものをを探しているのだけど、それに関係していると思われる人物が次々と死んでいく。ミステリー要素の強い話。いま読むと当然いろいろ古く感じるところがあるのだけど、主人公が美少女2人に囲まれている感があって、結局この世代の男の子にとって、登場する女の子って、読書するドライバーなんだな、という発見があったりするので、昔読んだよとか言わずに、再読するのお薦め。2016/12/06
火星人碧
2
ずっと読みたいと思って10年くらい経ち、見つからないが古本屋で見つけた。文章も絵も古いが、こういう作品が埋もれてしまうのが寂しくも勿体なくも思える。これはなかなかの傑作なのだ。読むことができて嬉しかったし、二度と失わないように今度こそ本棚に並べた。光瀬龍のジュブナイルSFは他に有名なのがあるが、わたしはこれがいちばん好きなのだ。2024/06/01
Kevin
1
七里ヶ浜中学から転校生がやって来てから、クラスメイトが相次いで亡くなった。夢の中で転校生に殺すと脅されたという謎の言葉を残して。彼らは本当に殺されたのか?やがて彼らの日記から転校生と接点を持っていた事が明らかになる。転校生の過去の足取りを追う中で3人目のクラスメートが消えた。彼らは何モノで彼らの目的は何なのか?SFジョブナイルながら、読み応えのあるサスペンス。2024/05/26
isbm
1
★★☆2019/09/24
Ayano
1
いただいた本。SFジュブナイル。会話文も多く読みやすかったけれども、最後まで探していた「缶のようなもの」はなぜ探していた人にとって人を死に至らしめなければいけないほど大事なものだったのかよくわからなかった。それが明らかになればSFの要素が減り、ただの原因追及ミステリーになるのかもしれないけれど。最後まで含みをもたせたまま終了した感じ。2017/03/25