角川文庫<br> 私の殺した男

  • ポイントキャンペーン

角川文庫
私の殺した男

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041338759
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

東京郊外の宅地造成中の土中から、白骨死体が発見された。検屍の結果、2年前に大型の詐欺事件を引き起こし、指名手配されていた金融会社の社長のものと判明した。さらに5日ほど経って、この金融会社の隠匿財産だった金塊を所持していた男が逮捕され、事件は、白骨死体発見以来、早期解決の運びとなるはずだった…。本格傑作ミステリー、表題作ほか7編収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーコ・オクダ

16
短編8本収録。表題作はドラマ映えしそうな感じ。タイトルから推察できる部分のからくりは容易なんやけど、指名手配犯の妻が語る真相が意外で…。逆に、小説映え?で気に入っているのは「ある轢死」かな。昔の時代背景、主人公の持つ後ろ暗い部分が作用した人生の転落劇。ひき逃げに始まり、ひき逃げに終わる。仕返しのつもりが仕返しにならなかった無常、皮肉っぷりがなんとも言えず…。松下クンが登場する、ちょっとユーモア系のも1本あったけど、そちらはあまり好みではなく。2023/09/23

りんご

0
古本屋で表題作に惹かれて手に取った。表題作が一番面白く、意外なトリックや犯人で楽しめた。あとは、「謎の下宿人」はヒッチコックのイギリス時代の傑作「下宿人」の不気味さがあり、「ある轢死」はサガ的な皮肉さ、「はったり人生」は戦後すぐなら山師でも実業家と言えたのかなという感慨もあり楽しく読んだ。2020/12/24

Mayumi_M

0
青チン騒動にまさか神津先生がご出馬なんて事態になるのか?と思ってる時が一番サスペンスだった。2019/02/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/226893
  • ご注意事項