内容説明
青森市郊外の旧家で人が殺された。現場は雪に降りこめられた離れ家で周囲には足跡1つなかった。被害者はその家の当主源一の双生児の弟。数日後、警察に1通の手紙が届けられた。そこには完全犯罪を誇り、第2の惨劇が予告されていた。激怒する捜査陣の求めに応じ、現地を訪れた神津恭介の前で、第2の惨劇が。練りあげられ、不気味に息をひそめる殺人鬼の捜に名探偵神津恭介が挑む傑作推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
21
神津モノ。短編7本収録。装丁の女性の眉からして時代を感じさせるwたぶん、売り手側からすると表題作が一押しなんやろうけど(高木センセの故郷、青森が舞台やったり、密室モノやったり…)うちは、精神異常っぽい要素が事件のカギとなる他の数作のんが好きかなぁ。特に「眠れる美女」がお気に入り。壇上で講演中の神津の元に、突然、美しいご婦人が近寄ってきてキス攻めに!?一見、エンタメ系に流れていきそうな摑みやけども、そこは神津モノ。事件はシビアな方向に…。「小神津」なんて呼ばれる後輩クンも登場して興味深い。2022/07/23
山田太郎
7
そんなに名探偵とも思えなくなってきた気がする。わかったなら早く言えと思った2011/02/01
ホームズ
6
神津恭介シリーズの短編集。どの作品もやはり時代の古さを感じてしまいますね。とりあえず全体的に楽しめたので良かったですが(笑)今回はあまり名探偵って感じがしなかったけど・・・。2012/05/11
ホームズ
4
神津恭介の活躍する短編集。やっぱり神津恭介は若い方がいいですね(笑)「蛇性の女」「加害妄想狂」「白雪姫」がよかったですね(笑)2009/05/21
風祭
1
面白かった!この時代を感じさせる描写が好きだな~。リメイクドラマ作って欲しい。2023/07/20