角川文庫<br> ウィークエンド・シャッフル

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角川文庫
ウィークエンド・シャッフル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041305164
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

25
☆☆☆★ スラップスティックが冴えわたる短編集。女強盗団の姦しさ「如菩薩団」、バーが戦場と化す「蝶の硫黄島」、男を萎えさせる「ジャップ鳥」、伏字のエロス「弁天さま」、ダッチワイフの変容「モダン・シュニッツラー」、あまりにも痛すぎる「生きている脳」、人格強制の未来「さなぎ」、ドタバタだけど最後に家族の安寧を迎える「ウィークエンド・シャッフル」が良かった。他、「佇むひと」「旗色不鮮明」「その情報は暗号」「蒼い底」「犬の町」。2018/04/19

とも

21
★★★前篇、思いのほか淡々と大きな盛り上がりもなくまとまっている。やはり筒井には、もっと突拍子もないドタバタ、エログロ、ナンセンスでありながら、実は奥の深ーい真実が秘められている、そういった物語を期待する。2013/11/07

501

20
13の短編集。比較的初期の作品。表題作は、毛色は違うが三谷幸喜の映画を見ているように小刻みよく混沌へ突き進み、最後はあれよあれよと歪に丸くまとまり爽快。他どの作品もドタバタ、ナンセンス、コミカルとエンターテイメント性が高い作品が多いが文学性が有り、エンターテイメントだけでは終わらせない切れ味が鋭い。短編集であまり引き込まれることはないが、この作品は引き込まれた。2016/07/22

波璃子

13
しっかりまとまって面白い短編集。「如菩薩団」と「ウィークエンド・シャッフル」はこんな展開を作品として仕上げられる凄さに驚かされる。SFぽさのある「生きている脳」と「さなぎ」は少しゾッとする終わり方。2019/06/13

Cちゃん

7
久々に筒井節を堪能した。学生の頃大好きで(しかも大学の先輩!)沢山の作品を読んでいたけれど、一旦を筆を折られてから遠ざかっていた。あーやっぱり好きだわ筒井さん(笑)景山民夫さんみたいに神だ父だ師匠だとまでは、行かないけど、このスラップスティックは日本一!2019/06/07

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