感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さき
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女子学生青春の1ページ。主人公モリは『約束』を人より重く捉えそこに安心して留まりたいんだろう。でも他人はその約束はもっと軽くてすぐ反故にしたり覚えてすらいなかったりする。皆逃げてった砂漠で独り取り残されるような感じではなかったろうか。再読…手元の本で最も古い…小学生なるやならずやの時に、友だちという言葉に惹かれておそらく買った記憶。いざ読んだら学生運動全盛(しかも60年代)で。よく読んだものと思う。『天国に〜』の著者だとか近年亡くなったことはつい最近知った。2015/08/10
barabara
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ビックリする位、キラッキラしてる。その反面、世界の終わり、ズドーンと真っ暗…的な面もこれまたよく出ている。桂さん、女の裏切りは笑って忘れちゃうけど、男の裏切りは体に染み付いて離れない…そんな印象。2013/09/15
さき
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運動の渦中ではない視点での時代感を感じたくて再読。友情と恋。恋と運動。学生運動と就職。本作中での『安保』は60年安保だったんだな、というのが今回の気づき。2019/01/02