出版社内容情報
地上に住み処を移した天使の末裔が抱えた秘密とは？ 大型ファンタジー
修道女エヴァンジェリンのもとに届いた、一通の手紙。大戦中、修道院長と大富豪との間で交わされた手紙を捜しているという。その裏には、いにしえから続く天使研究の秘密が??。
内容説明
ニューヨーク州、ミルトン。敬虔な生活を送る修道女・エヴァンジェリンのもとに、美術史家から一通の手紙が舞い込む。大戦中に交わされた、大富豪ロックフェラーの妻と修道院長の書簡を捜しているという。その書簡は、修道院が大火で焼け落ちた１９４４年のものだった。いっぽう人間との交配を繰り返し、魔力を失いつつあった天使の末裔は、一族の生殺与奪の権を握るあるものを、なんとしてでも手に入れようと躍起になっていた。かつて天使学者たちが、ロドピ山脈の“悪魔の喉”に遠征をし、命懸けで持ち帰ったあるもの。それは、エヴァンジェリンの母の死と深く関係していた―。
著者等紹介
トラッソーニ，ダニエル［トラッソーニ，ダニエル］［Ｔｒｕｓｓｏｎｉ，Ｄａｎｉｅｌｌｅ］
１９７３年、アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。２００６年、“Ｆａｌｌｉｎｇ Ｔｈｒｏｕｇｈ ｔｈｅ Ｅａｒｔｈ”がＮＹタイムズの選ぶ１０冊に選ばれる。『天使の檻』で初めて小説を刊行（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuna Ioki☆
8
図書館で見かけて借りてきた本なのだか^_^;ミステリーってことなのだがミステリーと言えば犯罪がらみだと思い込んでいたのだが上巻に限ってのことなのかもしれないが天使とはなんぞや、ネフィリムとはなんぞやを解き明かす感じ。謎ときはミステリーに違いないな（笑）ネフィリムのパーシヴァルはちょっと出てきただけで完全スルー？（笑）天使三部作ということを知らずに借りてきたのだがこの作品しか出版されておらずシリーズ一気読み派の私には残念。邦題はセンスあるわ(*´∀｀*)2013/10/04
ハルト
8
天使が存在する世界。天使論を研究する天使学者の親を持つ、天使と関わりの深い修道院に暮らす修道女。彼女の元に届いた一通の手紙から、ネフィリム─天使の子である一族やオルフェウスの竪琴、また封じこめられた監視者である天使たちを巡る、人間と天使の時代を重ねた戦争へと巻きこまれていく。世界を支配する善なる者ではない存在の天使に、竪琴のネックレスを持つ主人公とその一族の謎。あと天使論。心ときめく題材がどのような結末に辿りつくのか。下巻が楽しみです。2012/12/06
寧々子
5
天使学者一行が美しさを保ったままの天使の屍を発見する場面から始まったので、それだけでもう、心わしづかみにされちゃいました～♪ 天使はスピ系だと単純に思っていたので学問として成り立っていたと知り驚きました！ けれど、どこまでが事実でどの部分が創作か判別つかないのでモヤモヤする～ 聖書も深く絡んでいるので知識のない私には驚きの連続でした！ 聖書を読んでみたくなりました。 後半に描かれた過去の遺物捜索のエピソードの顛末も気になるけど、エヴァンジェリンと天使の末裔たちの動向も気になる～2013/01/11
E
3
恥ずかしながらこの本で幾度寝落ちしたことか！天使論選択してたら確実に落としてたなー。意味が頭に入ってこなくて、未だに五里霧中。でもなんとか下巻読了までこぎつけるつもり。それ以外の話の筋は、興味続いてる。特に最初の方にある修道所の記述は映像化したら素晴らしいと思った。映画化されるようだし、是非映画も見てみたい。（そしたら天使論が今よりもっと理解できるかもしれない期待。何とも情けない考え。）2013/03/18
ぴきん
2
物語を読むたのしさの原点って、これでしょう！わくわくするし、ハラハラするし、ドキリとするし。こっそり読み進むのさ。さあ、下巻へ！2014/01/25
