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内容説明
怪物退治や宝探しはもちろん、何だってこなしちゃう六人の冒険者たち。ところがある日、広大なる地底世界に引きずり込まれて大混乱!最初の目的地は、知識の宝庫“クーダ神殿”。地上への道をめざして、おかしな六人組の珍道中が始まった―。幻の短編「白昼に絡む冒険者」(前編)も収録!傑作ファンタジー、待望の新装版!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャル
4
再読のようなそうでないような。ある意味伝説ともいえる、ファイブリアシリーズの原点の第一巻が復活。6人の個性豊か過ぎる冒険者が織りなす奇妙奇天烈な冒険譚。TRPGキャンペーンを元にしている事もあって、その事件や冒険者達の態度もジェットコースターと闘牛士のぶつかり合いのような展開の連続である。とにかく好き勝手に暴れ続けボケ続けながら話を進める冒険者と、それにツッコミながら説明と進行をしていく地の文。それはまさにリアルタイムな冒険であるTRPGの姿であり、あの時代のファンタジーライトノベルの空気を思い出させる。2014/10/31
HK
2
約20年ぶりに再読。懐かしさとともに、今読んでも軽妙さとパロディの切れはすばらしい。2014/12/13
j1296118
2
キュルキュルキュキュキュルルル(凄く長く褒めちぎる感想の早回しでござんす。元の感想はどういった文書なのかだなんて、いえいえ、あっし如きの感想などこう、液晶の精霊様に映して戴くほどのものではとてもとても)2014/11/12
ひのえ
2
これまたSFC時代のRPGのよう。個性的な六人が、繭のような地底世界で大冒険。世界観がなかなかに面白く、また六人の関係も旧友みたいでよかった。魔法の意味が「いいからやれっつってんの!」みたいなで独特。語りかけつつツッコミを入れる文体は癖になるような、ならないような。戦闘よりも道中を楽しむ作品だと思う。鉛筆で描いたようなイラストも好み。2014/11/05
barcarola
1
あ、これ新装版が出ていたのか(というのも今更の話ではある)……というわけで。ユーモアファンタジーなのだが、ツッコミの部分があまりにもくどくて辟易。以前はそうでもなかったので、年月とともにこちらの感覚が変わってしまったようだ。とはいえ、懐かしさもあり、引き続き読んでみようか。2019/01/20