偕成社文庫<br> メグレ警視の事件簿〈1〉

偕成社文庫
メグレ警視の事件簿〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 253p
  • 商品コード 9784038506208
  • NDC分類 K953

出版社内容情報

名警視メグレの事件簿。少女の寝室にしのびこみ人形をおいてさったサンタクロースをさぐる「メグレ警視のクリスマス」ほか収録。   中学生から

内容説明

パイプを手に、独自の捜査方法で犯人を追いつめるパリ司法警察局の名警視、メグレの事件簿。少女の寝室にしのびこみ、人形をあたえて立ち去ったサンタクロースの謎をさぐり、するどい推理で裏にかくされた犯罪をあばく。「メグレ警視のクリスマス」のほか、「メグレと溺死人の宿」、「停車―51分間」の2編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

15
本文庫のメグレシリーズには各々中短編が3編づつ収められている。本文庫は児童向けと銘打っており、図書館でも児童書に区分されている。殆どの漢字にルビが振ってある。訳はいつもの長島良三調で、特に年代を意識した文章ではなく用語にも注釈がない。出来の良い子でも苦労するだろう。艶本取扱い店や娼婦の登場する作品がある等、作品選択基準も疑問だ。本書には「メグレ警視のクリスマス」初め佳作が集められている。行間の広さや煩瑣なルビで読みにくくはあるが著者好きに悪くはない。定評のある翻訳者ではあるが疑わしい表現が散見するのは残念2023/07/29

トロピカ

6
大学時代にはまったメグレシリーズ。今読み返しても面白い。登場人物や舞台設定がシンプルなのに心理描写やトリックに引き込まれる。ミステリ文学のゼミで教授がTVドラマ「はぐれ刑事純情派」はメグレシリーズのオマージュだと言っていたのが印象的だった。それにしても大好きなのはメグレ夫人。編み物をしながら夫の話に静かに耳を傾けたり、夫の部下には温かい手料理でもてなしたり、素敵な老夫人。2022/04/10

イッパイアッテナ

5
メグレ警視が実に魅力的。降る雪を舌で舐めようとしたり、取り調べの前だろうとビールを飲む。かわいらしく、それでいて人間味溢れるメグレ。そんな中年男になりたいなあ。2010/02/26

hieishi

5
メグレ警視シリーズを読んだのは初めて。ガチガチの本格推理でもないのに、読ませる。メグレのキャラもいいが、情景描写や心理描写が光る作品だった。巻末には「中学から」と書いてあったが、高校からのほうがいいかも。2008/04/15

lovemys

4
何だか気になって、急に読んだメグレ警視。名前は知っていたけど、読んだことなかったのかなぁ~?全く記憶にないけど、この表紙は覚えてるんだけどなぁー。何とも素晴らしい絵ですよね。読んでいて、挿絵が出てくると、なんとも素敵過ぎてビックリする(笑)コレットちゃん、想像以上に素敵でビックリした(笑)一番好きなのは、やっぱりメグレ夫人だけれど、夫人を相手にするメグレ警視にもニヤリとしてしまう。フランスの日常にもビックリなこと多いけど、昔の話だからかな?訳が読みにくく、変な感じがしたけど、それなりに楽しめました。2015/03/14

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