内容説明
山でトンボを撮影中、洞くつから流れ出る川をみつけたカメラマンのタケシン。博物館のガイドさんにつれられて洞くつを探検すると、そこは、おもしろい形の岩がいっぱいで、めいろのようにトンネルがのびるふしぎな場所だった。なぜ洞くつができたのかを調べていくと、話は「水」「二酸化炭素」にはじまり、「火山」「大地の運動やつくりの変化」にまで広がって、さいごは何億年もまえに南の島にすみついた生きものたちのことにたどりつく。小学校中学年から。
著者等紹介
武田晋一[タケダシンイチ]
1968年、福岡県生まれ。福岡県直方市在住。山口大学と山口大学大学院で生き物のことを学んだ後、生き物の写真家としてスタート。日本自然科学写真協会(SSP)会員
ボコヤマクリタ[ボコヤマクリタ]
1970年、兵庫県生まれ。イラストを中心に、企画を立てたり、絵や文を書いたり、まとめたりという、本を作る仕事をしている。『凹工房(ぼここうぼう)』の名前でも活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
4
「水と地球の研究ノート」シリーズ第2巻。福岡県北九州市小倉南区の谷川。始めはムカシトンボの撮影に出かけた作者武田さん。トンボを追ううちに辿り着いた上流の洞窟。そこから興味が洞窟へと切り替わり、案内してもらいながらの探険が始まった。洞窟の成り立ちを調べてゆくと見えてくる古代からの地球の変動。その変動に寄って南の島から運ばれてきたことがわかる石灰岩の不思議。目の前の風景が、地球規模で明らかになる感動。水にも洞窟にも、ちゃんと時間の流れが見えるのだ。2014/09/29
アーサー
0
秋吉台の洞窟探検。洞窟の内部や生き物は写真で、鍾乳洞のでき方などはイラストで説明されている。2016/04/18