内容説明
８６年、日本で唯一人“最終解脱”をしたという麻原彰晃。彼を教祖とするオウム真理教がめざしたものは何なのか。教祖や幹部たちへのインタビューを踏まえて、サリンや拉致・監禁疑惑に揺れる教団の実体を検証する。
目次
第１章 オウム真理教事件’９５
第２章 切迫の人類最終戦争（ハルマゲドン）
第３章 麻原彰晃と教団の歩み
第４章 「出家修行者」の宗教体験
第５章 二つの村が見たオウム真理教
第６章 「布施」の強要と拉致
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大熊真春
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熊本県波野村でもめていたころ私も一般人として聞いた「オウムに関するデマ」のことについてわずかだが触れられている。今まで読んだ本の中では唯一のものだ。現在オウムについて語れる教団内の人では松本麗華(麻原彰晃の三女アーチャリー)について七文字の記述があるのみ。全体的に淡々と事実を書いている感じ。2017/12/26
hos
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ここのところ仏教に興味を持ち、仏教書を読んだり瞑想したりとやっていましたが、そういえば小さいときの記憶にオウム真理教ってあったよなと思い、本書を読んでみました。オウム真理教はオウム真理教であり、結局仏教とはまた別のものだよなと思いました。一方で、オウム真理教へ興味を持った人の話を読んでいると、資本主義への疑問から自然との協生へ、そしてオウム真理教に興味を持った人もいて、自分と似たところもあるなあと感じます。何事にも極端にのめり込むこと、こだわることなく、気をつけて生きていければと思います。2016/05/27
エルフ
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地下鉄サリン事件やらオウム真理教やらは聞いた事がありますが、よく知らないので(私が生まれる前なので)この本を読んでみました。いやぁ..オウム怖いですね...家に帰りたいと言ったら拘束されたり.. オウムって生き物を殺してはならないって教えがあるはずなのに、なぜ地下鉄サリン事件が起きたのかが謎ですね...2015/01/24
は た さ わ
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この本が発売された当時はまだ裏側の解明が進んでいなかったのだろう。 事件についての考察ではなく、オウム真理教に起こった事件を関係者からの声を参考にまとめいる。 2022/02/02
