出版社内容情報
岡崎継次郎と名を変え、市井に暮らす七代将軍徳川家継。闇の勢力は、その存在を消すべく、ある浪人を刺客として差し向ける。その彼には養うべき愛する家族がいることを知った継次郎は、剣を振るうことにためらいを覚え……。書き下ろし第2弾。
内容説明
今は亡き者とされ、岡崎継次郎として市井に生きる七代将軍徳川家継。尾張藩はその正体を暴き、世を謀った罪として吉宗を失脚させるべく智謀の限りを尽くす。そんな中、孤独に生きる継次郎は、初めて友と呼ぶべき剣客と出会う。しかし、それは自ら窮地を招くことになり…。書き下ろし。
著者等紹介
吉田雄亮[ヨシダユウスケ]
1946年佐賀県生まれ。雑誌編集者を経てフリーライターに。ノンフィクション、コミック原作、実録小説を手がけ、2002年「裏火盗罪科帖」シリーズでデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
73
殺陣が多く、読んでいると、爽快です。シリーズ2作目。8歳で死去した第7代将軍徳川家継が20年後、8代将軍吉宗のはからいで一刀流の剣客・岡崎継次郎と名を変へ、紀州忍者の御庭番と剣客伊藤景久の助けを借りて尾張藩に立ち向かっていきます。此度は、8代将軍徳川吉宗を失脚させようと謀る尾張藩御附家老・竹腰正武が、佐貫藩江戸家老・長谷部の弱みを握り、継次郎を捕らえることを企む。奉納試合で継次郎を見た義母・天英院と実母・月光院は、継次郎への想いが強くなり小袖を作って送ろうとするが寺社奉行の大岡に止められる。🌿続く→2021/07/24