出版社内容情報
大番屋への護送中に逃亡した、盗賊の鎌太郎。やり手同心の続木音之進と江戸の川を知り尽くす船頭・多吉のコンビが、鎌太郎をはじめ、跳梁跋扈する悪を討つ。川を舞台に繰り広げられる、著者待望の書下ろし新シリーズ!
内容説明
「あまりにも仕合わせ過ぎたんです」かつて江戸を荒らした野犬の勝五郎は、捕縛された後、そう呟いて忽然と姿をくらました。同心の続木音之進は、幼馴染みで情に厚い船頭の多吉と共に、勝五郎の情婦・お葉に迫るが、彼女は何者かにかどわかされ…。書き下ろし新シリーズ第一弾!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京都生まれ。作家。83年「原島弁護士の処置」で、第22回オール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。88年『絆』で第41回推理作家協会賞、90年『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
78
つくづく作家と云う生業は凄いと思う。たくさんのシリーズものを続けながら更に新たにシリーズものを始めるって・・小杉作家もその中の一人。私の頭の中でいろんな作家や、今までのシリーズものが混ざり合ってしまいそうだ(^_^;)惚れた女に出会い、心を入れ替え盗人稼業から足を洗った『野犬の勝五郎』いい男じゃないかい。惜しいねぇ。その影に踊り踊らされた人間模様。信じた同心・音之進のこれからが楽しみになった。2016/04/16
とし
50
御用船捕物帖 1巻。同心続木音之進と船頭・多吉との船を使った捕物シリーズ楽しみです。 2016/09/11
ベルるるる
18
シリーズの1作目なので、登場人物の紹介的な内容に感じた。主人公の同心の音之進と船頭の多吉の出会いとか、婿養子である音之進の実家がお船手組とか、珍しい設定で面白いと思った。2017/09/28
suzu
5
なかなか本を開く時間がなかったけど、読みやすかった。いいかんじやった。続き探そう。2019/04/05
☆コ。
2
読みやすかった~☆ 2017/07/10