朝日文庫<br> 街道をゆく〈11〉肥前の諸街道 (新装版)

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朝日文庫
街道をゆく〈11〉肥前の諸街道 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022644565
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0193

内容説明

日本侵略へのフビライの執念に思いを馳せた「蒙古塚」を皮切りに、地図をながめるだけで「にわかに貿易風の吹きわたるにおいを感じてしまう」という肥前のみちをゆく。平戸から長崎へ、中世末の日本が初めて「普遍」の波に洗われた海岸に沿って歩く旅は、世界史的な視野を盛り込んだスケールの大きな「街道をゆく」に。のちの「南蛮のみち」や『韃靼疾風録』への序章ともなった。

目次

蒙古塚・唐津(震天雷など;今津の松原;虹の松原 ほか)
平戸(平戸の蘭館;船首像;尾根と窪地の屋敷町 ほか)
横瀬・長崎(開花楼の豪傑たち;横瀬の浦;パードレ・トーレス ほか)

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪大学外国語学部)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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むーちゃん

122
佐賀に帰省中読了。明後日五島列島に行きます。唐津➡️平戸➡️長崎。私の先祖もどうやら平戸近くらしいことは聞いていました。 南蛮(ポルトガル)からオランダへの移行興味深かったです。 2019/10/26

さつき

69
まずは元寇にまつわる史跡から。生き残った元軍の捕虜が片っ端から首をはねられたとか、流れついた水死体で浜がうずまったとか、戦いをリアルに感じるエピソードが続きます。タクシーを飛ばして買いに行った松露饅頭がこの後もちょくちょく登場するのは微笑ましいです。平戸や長崎は訪れたことがありますがイエズス会時代の長崎については全く知らなかったです。ドン・バルトロメオ港などというポルトガル名まであったとは!純朴な信仰の持ち主だったという大村純忠にも関心を持ちました。須田画伯がとりつかれた長崎湾の風景をまた見たくなります。2018/02/08

molysk

57
地図の中で肥前の島々や浦々をたどっていると、にわかに貿易風の吹きわたるにおいを感じてしまう。鎌倉時代には元寇の来襲を防ぎ、室町時代には倭寇の巣窟となり、戦国時代には南蛮の文化の受入れ口になった。大航海時代の冒険者たちは、はじめ平戸に商館を築き、つぎに現在の佐世保に近い横瀬に移り、のちに長崎で南蛮人は拠点を得る。貿易と信仰を一体として求める旧教国は、秀吉や家康の警戒を招き追放されて、オランダのみが出島に幽閉されながらも交易を続けた。現在の長崎に南蛮時代の遺跡はなく、ただ長崎湾の水のみが変わらず往時を伝える。2023/09/09

aponchan

20
司馬遼太郎氏作品乱読のうちの一冊。高校生のとき、修学旅行で行ったことのある平戸、長崎を思い出しながら読んだ。ふるさと納税制度で数多くの海産物を送ってくれる松浦市に関する記載は下世話ながら興味深かった。当シリーズ、もう少し読み進めたいと思う。2023/03/29

シタン

19
旅行のお供に街道をゆくを読むのが好き。先日長崎に行ってきたので読んだ。長崎の歴史は単独で語られることが少ないが、司馬氏によれば、第二次世界大戦を持ち出すまでもなくこの街には独自の興味深い歴史がある。日本を語りつつ世界史的な広がりを持ち、「貿易風の吹きわたる」巻。2019/12/11

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