出版社内容情報
老いてから、楽しい上り坂が毎日続く。人生の円熟期を迎えた人々に向けて、禅の視点から、日々の暮らしをいきいきと輝くものにするための実践術を紹介。今日からできる、心を癒やし磨く"禅的人生"のコツを難しい言葉抜きで述べる。
内容説明
老いの時期は“下り坂”ではない。わくわくする“上り坂”が最期まで毎日続く、かけがえのない「好日」である。本書は、人生の円熟期を迎えた人々に向けて、いきいきと輝く生活を送るための「禅のヒント」を紹介。読むほどに、心が癒され、洗われ、磨かれる一冊。
目次
はじめに―今から始める禅的人生
第1章 誰もが「ただの人」で生きる
第2章 人生は一日一日、円熟味を増す
第3章 人生の最高の時間
第4章 人間にとっての最大の宿題
第5章 人の心は歳をとらない
著者等紹介
枡野俊明[マスノシュンミョウ]
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。禅の庭の創作活動によって国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク日本版』にて、「世界が尊敬する日本人100人」に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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本のロマンス
0
人生をより心豊かに生きていくための貴重なアドバイスが満載の価値ある一冊だと思います。特に、「閑坐看山河」「閑遊雪月花」の禅語に象徴されるように、自然に接し季節の息吹を感じつつ心を遊ばせる清雅な生活が推奨されていましたが、これからの人生は、まさにそういう心豊かな隠遁生活をしていきたいと強く思いました。それがまた、心の曇りが吹き払われ心が清々しく澄みわたる「悟りの境地」に至る道ではないかと思いました。人生の価値を高めるための好著だと思います。2023/07/22
イフル
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自分が年取るなんて意識したことなかった。最近老眼の進みで意識するようになる。目のかすみが、そのまま頭にモヤがかかったよう。衰えってこういうもんか。コロナ災禍で社会は変わり、置いてかれてる感、これからどう自分の立ち位置おくか、携える一冊2020/10/09