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朝日文庫
戦争と天皇と三島由紀夫

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022615879
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0195

内容説明

三島は、宮中で天皇を殺した後で自決したかった?岸信介は司法取引で、A級戦犯を逃れた?GHQが、二・二六事件を評価?天皇制システムは崩壊に向かう?従来の定説や常識が覆ること必至!昭和史研究の論客5人による、過激で画期的な対論集。

目次

半藤一利×保阪正康「昭和の戦争と天皇」(なぜ天皇は陸海軍の総大将となったのか?;統帥権は明治憲法成立以前に独立していた ほか)
松本健一×保阪正康「二・二六事件と三島由紀夫」(GHQは「二・二六事件」を民主主義的な革命運動と評価した;磯部浅一に共鳴しなければ三島は自裁しなかった ほか)
原武史×保阪正康「昭和天皇と宮中祭祀」(宮中内部を大混乱させた「魔女問題」;“民主主義下の天皇制”に組み込まれる昭和天皇 ほか)
冨森叡児×保阪正康「戦後日本を動かした政治家たち」(小泉の「郵政解散」と吉田茂の「抜き打ち解散」の類似性;「ワンフレーズポリティクス」の源流はヒトラーの『わが闘争』? ほか)

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年北海道生まれ。ノンフィクション作家、ジャーナリスト。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。昭和史研究で、2004年に第五十二回菊池寛賞を受賞

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京都生まれ。ジャーナリスト、作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、常任顧問を歴任。93年『漱石先生ぞな、もし』で第12回新田次郎文学賞、98年『ノモンハンの夏』で第7回山本七平賞受賞

松本健一[マツモトケンイチ]
1946年群馬県生まれ。麗澤大学教授。95年『近代アジア精神史の試み』でアジア太平洋賞、2002年『日本の近代 第1巻 開国・維新』で吉田茂賞、05年『評伝 北一輝』(全5巻)で司馬遼太郎賞、毎日出版文化賞を受賞

原武史[ハラタケシ]
1962年東京都生まれ。明治学院大学教授。98年『「民都」大阪対「帝都」東京―思想としての関西私鉄』でサントリー学芸賞、2001年『大正天皇』で第55回毎日出版文化賞を受賞

冨森叡児[トミノモリエイジ]
1928年京都府生まれ。政治評論家。53年、コロンビア大学大学院修士課程修了後、朝日新聞社入社。東京本社政治部長、東京本社編集局長、常務取締役などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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