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朝日文庫
昭和戦後史の死角

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022614636
  • NDC分類 304
  • Cコード C0121

内容説明

敗戦、60年安保、左翼と保守、冷戦の崩壊、そして自衛隊のイラク派遣…。混迷の時代にある今こそ、私たちは「昭和」という時代と真摯に向かい合い、その歴史に学ぶ姿勢が必要なのではないか。昭和史研究で菊池寛賞に輝いた著者が、深い洞察で日本社会の盲点を鋭く描き出す。

目次

第1章 「八月の日本」と戦後社会(「八月の日本」と戦後社会;言わねばならぬこと、論ぜねばならぬこと;戦後五十年で露顕した死者三百十万人の「断層」 ほか)
第2章 「保守主義」再考の背景(六〇年安保の「聖家族」―樺美智子家の三十年;鎮魂『朝日ジャーナル』―「心情左翼」を弔う;朝鮮戦争をどう見るか ほか)
第3章 昭和史に学ぶ(特攻作戦に反対した海軍軍人;「大本営発表」から見る有事法制下の日本;有事法制関連三法案を論じる前に ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AnmitsuK (うろ覚えムーミン)

1
いつもの冷徹な語り口とは少々趣きが変わり、著者の日教組憎し、戦後レジーム憎しが迸る、たいへんテンションの高い一冊。最初から最後まで徹底されている「あの戦争を全否定することも全肯定することも間違い。戦後を生きる者は、あの戦争を直視し、教訓化することを義務として認識すべきである」というスタンスに、真の意味で右も左も無い、まっすぐな良心が感じられる。やはり保阪先生は信頼できる人だ。2013/10/19

くらーく

0
あちらもダメ、こちらもダメって感じで批判している書だが、では、著者は何を主張しているの?と言うのを読み取るのが大変。もっとストレートに言ってはいかんのかねえ。2015/04/18

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