朝日文庫
雷蔵、雷蔵を語る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 405p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022614254
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0195

内容説明

「眠狂四郎」シリーズをはじめ、日本映画を代表する俳優の一人でありながら、37歳で夭折した市川雷蔵が、自身の言葉で著した唯一の著作。生い立ちから、趣味、映画、家族、共演した女優たちについて、おおらかに、饒舌に語る。他では見ることのできない貴重なプライベート写真を多数収録。

目次

雷蔵丈のこと(三島由紀夫)
父の記憶(太田光紀)
第1期歌舞伎から映画界へ(1954~1959)
第2期独身スター時代(1960~1962)
第3期雷蔵“狂四郎”の誕生(1963~1969)
雷蔵をめぐる女たち
人間が人間を創造する時
雷蔵に訊く(インタビュー・一問一答)
市川雷蔵年譜とフィルモグラフィー

著者等紹介

市川雷蔵[イチカワライゾウ]
1931年京都府生まれ。生後六カ月で歌舞伎俳優・市川九団次の養子となる。46年、歌舞伎の世界に入り、頭角を現しはじめた51年、関西歌舞伎の重鎮、市川寿海の養子となる。54年、「花の白虎隊」で映画デビュー、大映と専属契約を結ぶ。その後、「新・平家物語」、「炎上」、「薄桜記」、「ぼんち」、「眠狂四郎」シリーズ、「忍びの者」シリーズ、「華岡青洲の妻」などに出演、国内外で数多くの賞を受賞し、大映の看板スターとして16年間で158本の映画に出演。1969年7月17日、肝臓がんのため死去。享年37歳
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南註亭

2
ファンクラブというか後援会の会報に掲載された短文を中心にまとめられた1冊。芸がそのまま人柄であり生き方だったとも思えます。貴重な写真も数多く、雷蔵ファンだけでなく、ひろく映画ファン、研究者、役者、映画関係者にとっても必読の価値があります。本として惜しいのは、詳しい初出・号数などがわからないこと。数年に1度は読み返しています。オススメ度は、もちろん ☆☆☆☆☆ 5つです。2011/05/12

Doch

1
面白い。文庫化に感謝。読んでたら観たくなって『ぼんち』を久しぶりに通しで再見した。ああ、もう、全編通して目の保養。2024/02/22

Zen-zen

1
後援会の会報に雷蔵が書いた文章を中心に、エッセイやインタビューで構成。ファン向けの文章であるから、当り障りのない内容になっているものも多いが、それでも所属する映画会社の批判や今後の映画の在り方についての考察など、「この人は頭がいいな」と思わせる。(会社批判は大スターだったから許されたということもあろうが) 夭折が惜しまれる稀代の名優であった。2011/12/18

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