内容説明
無意識に働きかける、根源からの出発、三つの七年期の理念、頭と心と手足のバランス…シュタイナー思想の研究・実践を通して、「自由への教育」という理念を詳細に論じながら、ドイツ・シュタイナー学校の夏期集会での体験、「日本シュタイナー・ハウス」の活動状況を報告する。
目次
いま学校教育を問う
幼稚園こそ深い思想を
頭で読むこと 心で読むこと
音と光と人との出会い
「いのち」と「かたち」
おとながどんどん変わってゆく
日本シュタイナー・ハウス誕生
読者への手紙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みやか
1
0時51分読了。ゆうぐれの中でこのほんを読んでいたら、夏にシュタイナー学校に滞在していたときのある夕方、遠くの棟から母親を恋しがって泣いていたおんなのこの声がまったく思いもかけずに耳の奥によみがえってきて涙が出た。シュタイナーの思想や教育のことはまだわからないことばかりで、著者が心配している「誤解」をわたしもたくさんしているとおもうけれど、少しずつそれを解いて近付いてゆきたい。副題は『いま「学校」が失ったもの』とあるが、わたしには教育の希望が綴られているように感じられた。2010/11/29
NагΑ Насy
0
いのちとかたちのことが印象に。2013/04/04